2023年2月日本公開
監督、脚本：リューベン・オストルンド
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あらすじ：モデルでインフルエンサーとしても注目されているヤヤと付き合っているカール、このふたりはヤヤのおかげで豪華客船に招待された。大富豪たちが乗り合わせている船で、客室乗務員は癖の強い彼ら相手に奮闘し、船長はなぜか船長室から出てこず、海は穏やかだった。ところが、ある夜低気圧のために激しく揺れる船内は混乱する。さらに、海賊が襲ってきた。船は沈み、島へ流れついたわずかな生き残りだったが、彼らを仕切ったのは大富豪でも客室乗務員でもなくトイレ清掃員だった。
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中盤の混乱する船内の様子にゲラゲラ笑いました。私はそういう人間だということですね。
だけど、とある人物にかなりイライラしていました。イラついたら負けなのはわかっていながら、それでもやはりイライラしつつ、その人物に制裁が加えられることを願いつつ、その願いは叶わず、まさかのエンドです。
世の中こんなもんですね。
特に悪党といえる人物は出てきませんでした。どの人物も善意を持って日々過ごしているようです。その善意がクソみてえな展開を招くのですが。クソそのものでしたけども。ただ、武器屋の夫婦や船内を最初に混乱させたとある女性ははっきり死ぬ場面がありまして、そういうところはちゃんと制裁を加えているのだと思いました。
森から聴こえた動物の鳴き声は近所で聴こえるギエエ鳥かなと思っていました。
ところで、147分は長いので120分以内に収めてほしいです。長さは感じないものの、これなら120分にできるでしょう。世の中の格差などなどをあまりにも親切にわかりやすく見せすぎているのでそういうところを削ってほしいです。
船内で提供されたほうのタコがおいしそうでした。どんな味付けをしていたのか気になります。島で提供されたほうのタコもおいしそうでした。
