やくもとうずしおをがっつりと

「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。

映画鑑賞感想/ホスティル/エクストラショットノンホイップキャラメルプディングマキアート

ホスティル

2017年 監督:マチュー・テュリ

 未知のヒト型クリーチャーがはびこる終末世界でわずかに生き残った人類、ジュリエットは物資を探している途中で車が横転した上に骨折して身動き取れないといったお話でして、ワンシチュエーション物の雰囲気もあります。なぜこのような世界になったのかおよびクリーチャーの強さなどの説明がほしかったところですが、まあまあいいんじゃないかなと思います。原題の意味はフランス語で「敵意」だそうで、タイトルがネタバレになっています。

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エクストラショットノンホイップキャラメルプディングマキアート

2015年

 映画ではないのですが、ここで感想を書かせていただきます。

 皆さんはたいへん楽しんだようですね。それで十分だと思います。楽しめなかった私がすべて悪いのでございますよ。私からは何も申し上げることはございません。あえて言うなら、顧問がやっぱりクズでした。妹の動きが一番良かったです。見ている間、妹の手の動きに注目していました。

WBC名場面を振り返る

 興奮冷めやらぬ今日この頃、WBC日本代表世界一おめでとうございますを毎日言いたいですね。

 3年後に向けて次の監督は誰がいいのかという記事を見ましたけど、原監督はやめてください。栗山監督は顔色が悪いらしいので高津監督か、中嶋監督か、辻さんか、吉井監督あたりがいいのかなと思います。イチロー監督や松坂監督はまだ早いと思います。とか言いつつ、大谷選手の二刀流をやめておけと言っていたのは私です。

 ちなみに、韓国戦中盤だけは見ていないので中野の三塁打を見ていません。

 さて、WBCの名場面を振り返ります。にわか虎ファンの個人的な名場面ですので何卒ご容赦ください。

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●イタリア戦、メキシコ戦、アメリカ戦他

 あちらさんの選手が出塁するときバットを力強く投げる場面が多かったのが気になりました。星稜の山下監督に怒られろ! なぜ怒られるべきなのかというと、石川県に星稜高校がありまして、巨人とヤンキースにいた松井秀喜選手が高校時代に出塁するときバットを投げたら山下監督に「道具を大切にしろ」と怒られたというエピソードがあるそうです。それを踏まえて、彼らも怒られろ、ということです。

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●伊藤大海選手のロジン

 準々決勝イタリア戦で大谷から伊藤へ投手交代したあと、ロジンの白い霧をまとう場面がありました。イタリアの打者が審判にロジンの注意をしたにもかかわらず伊藤は再びロジンを使いました。追いロジン。笑いました。調べたところによりますと、彼のロジンはいつものことだそうで、追いロジンもたびたびやっているようですね。前日のブログでも伊藤大海投手を注目選手に挙げましたが、伊藤大海投手とかいうやつは最高です。

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●村上サヨナラ打

 準決勝メキシコ戦のサヨナラ打、泣きました。全然だめじゃんとかいろいろごちゃごちゃ言ってごめんなさい。シーズンではどうかお手柔らかにお願いいたします。

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●哲人の連続出塁

 決勝アメリカ戦、6回裏と8回裏の哲人連続出塁、どちらも2死走者無しの状態でした。加点とはなりませんでしたが絶対アメリカをビビらせたはずです。きっと何かしらの効果はあったはずです。誰か、効果があったと言ってくれ。

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●決勝戦直前の大谷

 試合前の声出しで「憧れるのはやめましょう」「トップになるために来たんで」と言っていましたね。言ってる本人はあまり落ち着きがないように見えました。自分に言い聞かせているのかなと思いました。大谷関連だけは選びたくなかったのですが、これはさすがに選ばざるをえません。2023年流行語大賞間違い無しです。

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●決勝戦を見ていたときの自分

 ターナーに先制の1本を浴びて絶望した直後の村上の1本で声が出ました。それ以外は声が出ませんでした。岡本の1本でも無言でした。5回あたりから手が震えはじめて「フウウウウ」と何度も息を吐いていました。8回の1点差で動悸が激しくなり、9回では心臓が飛び出そうでした。日米の選手よりも心臓バクバクだったかもしれません。大谷がトラウトから三振を奪ったあとは沸き上がるものもなくて2時間ほど放心していました。準決勝メキシコ戦終了後は、うおおおお! と声を出しつつ泣いていましたけどね。

WBC日本代表世界一おめでとう

 日本時間では、一夜明けて、さらに19時ということでたいへん遅くなりましたが、本当におめでとうございます。特に湯浅選手と中野選手はお疲れ様でした。

 どこのファンとは申しませんが、にわかです。私が試合の中継を見ていると9割くらいの確率で負けるので結果を確認するだけです。見ると本当に負けるのでWBCを見ようか少し迷いましたが結果的に私が見ても負けませんでした。韓国戦の中盤以外は全部見ましたけど、私のジンクスは通用しませんでした。強いチームを応援することはこんなに楽しいものなんですね。

 大谷選手がトラウト選手から三振を取ったあと2時間くらい放心していました。メキシコ戦の逆転勝利は泣きました。

 試合を見ていないせいでうちの球団すらよく知らないのに、パリーグなんてなおさら知らないわけですよ。メジャーは大谷とダルビッシュしか知りませんでした。

 このWBCで注目した選手を挙げてみますと、大谷選手は、誰かが言っていましたが、『ピラミッドの頂点にいる選手』なので特に触れません。日ハムの伊藤大海選手の投げっぷりが良かったです。間を置かずにサクサク投げる姿にときめきました。ロジンの霧もかっこいいですな。

 メキシコのアロサレーナ選手がうちの球団にいたら楽しいだろうなあ、なんてことも想像します。あとは、マイク・トラウト選手はシーズンの成績がめちゃくちゃすごいやつですね。とんでもない連中を相手にしていたんですね。

 ダルビッシュ選手は私の中では現役数年目だったのですが、いつの間にかベテランなんですね。日米通算200勝できますように祈っています。

 セリーグは3月31日開幕ということで、今永とか村上とか哲人とか牧とか岡本とか戸郷とかを相手にしなければならないことを想像すると鬱になりますが、しばらく世界一の余韻に浸りたいと思います。

 WBCはめちゃくちゃ面白かったです。改めて、おめでとうございます。

復活の日本航空

 稲森和夫さんによって華麗な復活を遂げた日本航空マイレージカードをうっかり作ってしまいました。PEACHばかり乗っていますが、念のため持っておきます。マイレージを貯めるための修行なんて、やるわけないですけどね。

 もともと日本航空は嫌いで、全日空派でしたけど、復活後の日本航空は好きです。ただし、3月9日のスマイルセールは復活後最悪のミスでしたね。

映画「シン・仮面ライダー」鑑賞感想

2023年3月公開

監督、脚本:庵野秀明

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あらすじ:人類の幸福を歪な形で達成しようとする謎の組織ショッカーから緑川博士と娘のルリ子が逃げ出した。さらにバッタオルグに改造された本郷猛という青年もいっしょだった。博士はクモオルグに殺害されるが、ルリ子と本郷は協力してショッカー壊滅を目指す。政府の中にもショッカー壊滅を目指す立花や滝がいた。彼らの支援を受けながらルリ子と本郷は戦うのだった。

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 シャザム!神々の怒りを見た直後、一切の間を置かずにシン・仮面ライダーを観ました。それがよくなかったのかもしれません。

 ルリ子と本郷は人々を守るという崇高なことを何度も口にするのですが、実際の行動がそんなふうには見えないのです。本作では市井がいっさい描かれません。それが最大の欠点です。原作の仮面ライダーも改造人間としての苦しみやショッカーという組織に対する個人的な恨みで活動していたように見えますが、そういうところまでしっかり再現してしまったようです。悪い意味で再現度が高いでしょう。本郷が骨折して一文字が覚醒する場面もそのまま再現してみせたということなのでしょう。

 アクションではやたらとカメラが動きます。そのせいで本郷と敵がどんな動きをしているのかよくわかりません。手足がどんな動きをして、その結果どうなっているのか、よく見えません。暗い場面も多くて見づらくなっています。顔や手のアップも多すぎます。冒頭の掴みはかなり良かったですけどね。ダンプと血みどろは良かったですよ。

 本郷のキャラもよくわからんやつです。造形も安っぽいのが受け付けません。説明をセリフだけでやりすぎです。セリフではなく映像で見せてほしいのですが。

 一文字隼人のキャラは良かったです。もともとのテレビでも2号ライダーが人気だったらしいですね。浜辺美波も良かったです。

 130分のシャザム!神々の怒り、121分のシン仮面ライダー、9分差とはいえ後者は製作費も含めていろいろと足りていません。

 日本の正義のヒーローはこういうもの……とか言われても困ります。1971年ならそれが通用したかもしれませんが、今は2023年です。

 もうちょっとなんとかならなかったのかなと思います。庵野監督の自慰行為にしか見えません。

 結末については、漫画と似た終わり方でした。

 仮面ライダーはもう終わったのかな、なんて思ったりしました。ブラックサンも好きじゃないし、テレビのほうはいまいちなシリーズが続いているし、キングオージャーは面白そうですけども。

 そもそもシン・ゴジラが良すぎたと思います。