やくもとうずしおをがっつりと

ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

映画「ババンババンバンバンパイア」鑑賞感想

ポスター画像

2025年7月公開

監督:浜崎慎治

脚本:松田裕子

原作:奥嶋ひろまさ

・・・

あらすじ:織田信長に仕えていた森蘭丸本能寺の変で死なずバンパイアとして450年生きてきた。少年の立野李仁に命を助けられて以来、立野一家が経営する銭湯を手伝っていた。高校生になった李仁の童貞を守ってそのまま18歳になってもらい血を吸うのが目標なのだが、果たして。

・・・

 そこそこ面白かったです。邦画らしさのあふれる1本でございました。

 森長可がコートを脱いだあとの衣装なんですけど、HOT LIMITですよね。作中でまったくツッコミが入らなかったのですが、狙った衣装ですよね。

映画「サスカッチ・サンセット」鑑賞感想

ポスター画像

2025年5月日本公開

監督:デビッド・ゼルナー、ネイサン・ゼルナー

脚本:デビッド・ゼルナー

・・・

あらすじ:サスカッチの家族が森林で生活している。どのような日常を送っているのか。

・・・

 ナレーションのないいきもの地球紀行を見ている感じです。

 正直申し上げまして最初の20分で飽きました。20分あたりでもう十分サスカッチを見させていただきましたと思いました。このあと60分もどうやって展開させるというのですか。もうネタがないでしょう。と思いきや。

 まさかのシリアス展開でした。ちょっと悲しかったです。

 サスカッチというのは北米の西部にいるかもしれない類人猿型の未確認生命体のことです。ネイティブアメリカンがそのように呼んでいるそうです。ビッグフットは入植者による呼称です。ただし、サスカッチとビッグフットが同じものかどうかはわかりません。

 小学生が喜ぶうんこちんちんまんまん映画かなと思わせておいて、ちゃんとメッセージのある物語になっていました。

 とあるYoutubeチャンネルでも言われていましたけど、本当に絶滅を心配してしまう展開になりました。彼らを見ているとめちゃくちゃ心配してしまいます。

 うんこちんちんまんまんが生き物の本来の姿ですよね。

映画「ノスフェラトゥ」鑑賞感想

ポスター画像

2025年5月日本公開

監督、脚本:ロバート・エガース

・・・

あらすじ:1838年ドイツ。不動産業者のトーマスは結婚したばかりの妻エレンを友人に預けて不動産売買の契約のために遠地へ向かった。向かった先では奇妙なことが起きるトーマス、一方でエレンは悪夢に悩まされる。それらはトーマスとエレンの住む街に災いが訪れる前兆でしかなかった。

・・・

 こちらでも公開されました。

 これは、ちょっと、どうなんですかね。面白くないのですが。

 びっくり演出がありますけど、夜や屋内の場面が暗くて何が起きているのか想像するしかないですし、もう少し見せてくれてもいいんじゃないかなと思うわけですが。

 吸血鬼なのにやっていることが悪魔の憑依みたいなことになっていますし、いったいどういうことなのでしょう。知識がなければ難しい作品ということでしょうか。

映画「脱走」鑑賞感想

ポスター画像

2025年6月日本公開

監督:イ・ジョンピル

脚本:クァク・ソンフル、キム・ウグン

・・・

あらすじ:軍事境界線を警備する北朝鮮の部隊に所属している軍曹ギュナムは脱北を企てていた。入念な準備をしていたが、部下のドンヒョクがギュナムの計画を知ってギュナムより先に脱出を図った。失敗したあげく、ドンヒョクを止めようとしたギュナムも逮捕されたのだが、過去に親しい仲だったヒョンサン少佐がギュナムを脱走者を捕まえた英雄として祭り上げた。任地が境界線から離れたところになり、ギュナムの計画は大きく狂うのだが、果たして彼は脱北できるのか。

・・・

 前半はすんげえ面白いんですけど、後半がなんだかちょっと尻すぼみな感じです。途中で出てくるゲリラ集団みたいな連中も実際存在するのかどうかはさておきリアリティに欠けています。

 スーツ姿の若者は何者ですか。

映画「フロントライン」鑑賞感想

ポスター画像

2025年6月公開

監督:関根光才

企画、脚本:増本淳

・・・

あらすじ:2020年2月、横浜港に入港した大型豪華客船ダイヤモンドプリセンス号は乗員と乗客を合わせて3711人を乗せていた。その中で新型コロナウイルスに感染した患者が40人以上いた。横浜市は対応を拒み、神奈川県と神奈川県災害対応医療チームDMATが対応することになった。未知のウイルスを相手にDMATの過酷な活動が始まる。

・・・

 そういえば2020年2月あたりから日本でも感染者が出始めましたよね。

 ダイヤモンドプリセンス号で活動するDMATの物語なのですが、彼らに起きた出来事はどれもこれもその後に日本で起きたことばかりでした。感染した大学生が富山の実家へ帰省したら誹謗中傷の嵐、県外ナンバーの車が「県内在住です」シールを貼っている、マスクとアルコールの売り切れ、毎日感染者数が報道される……そんなの、もうすっかり忘れていました。

 それで、本作が面白かったのかというと、テレビマンの描かれ方が月並みだったり、演者の演技がどれもこれも似たものばかりだったり、時間の経過がわからなかったり、いろいろいまいちだと思うのですが、公開から3週間過ぎても4.2という高評価なのでいいんじゃないですかね。知らんけど。

 船が給排水のために外洋へ出る理由が作中で説明されていませんでしたが、岸から5.6kmもしくは22km離れたら船内の処理済汚水を海に流していいよという規則がありましてそのためにダイヤモンドプリセンス号は沖合へ出ていきました。船はそんなもんなのでよろしくお願いします。給水についてはよくわからんですが、小さな船なら岸壁からホースで給水します。

 ダイヤモンドプリセンス号といえば船首に青い模様が描かれているはずなのですが、作中ではそれがなかったですね。

 医療従事者の皆様、本当に、本当に、お疲れ様です。

映画「F1 エフワン」(吹替)鑑賞感想

ポスター画像

2025年6月日本公開

監督:ジョセフ・コシンスキー

脚本:アーレン・クルーガー

・・・

あらすじ:レース中の事故でFIから30年遠ざかっていたソニー・ヘイズはかつてのチームメイトだったルーベンに誘われて弱小FIチームのエイベックスにレーサーとして加わった。型破りなやり方で走るソニーに新人ドライバーのジョシュアやチームメイトは困惑するのだが、やがてエイベックスはレースごとに順位を上げていく。ソニーを中心にチームがまとまっていくのだが、果たして。

・・・

 FIのことはほとんど知らないのですが、よくわかんないけど面白かったです。

 最後の「飛ぶ」場面は固唾を飲んで見守りました。

 前情報をいっさい無しに鑑賞したので実話なのかどうかすら知らなかったです。聞いたことのあるドライバーの名前がちらほらあったけど実話ではございませんね。

 惜しかったのは、ジョシュアの成長がなかったことです。最後まで指示を受けて走るだけだったのが残念です。

映画「見える子ちゃん」鑑賞感想

ポスター画像

2025年6月上映

監督、脚本:中村義洋

原作:泉朝樹

・・・

あらすじ:最近急に幽霊が見えるようになった女子高生四谷みこは、幽霊を回避するため見えていないふりをするようになった。ところが、友達のハナが憑依体質であり、幽霊がついてしまうと見えないふりをしつつなんとかして除霊しようとする。そんなある日、彼女たちの担当教員がお産で長期休暇に入り代わりの先生がやってきた。彼には深刻な霊がついていた。

・・・

 面白かったです。最後のとある彼の正体については気づきませんでした。制服が古いなあとか話しかけるときがおかしいなあとか思っていたけれども、まさかそこまでとは思いませんでした。

 ハナ役の子がすんごいかわいくないですか。いっぱい食べる君が好き、って感じです。作中で食べる理由はあまり良くないことではあるのですが。