やくもとうずしおをがっつりと

目指していた国道完走と鉄道完乗は終わりました。日本のすべての国道を走り、鉄道に乗ったのです。

映画「哀愁しんでれら」鑑賞感想

ポスター画像

2021年2月公開

監督、脚本:渡部亮平

・・・

あらすじ:ある日の夜、あらゆるものを失って不幸になった福浦小春は泉澤大悟と出会った。子連れの泉澤と福浦はあっという間に結婚したが、泉澤親子の何かがおかしい。福浦小春の運命はどうなるのか。

・・・

 とあるゲームアプリをやっていると広告が立ち上がります。その広告にこの作品の宣伝がありました。泉澤役の田中圭が怒鳴る場面なのですが、広告が何度も立ち上がるものですから私はできるだけ早く閉じようとがんばっていました。

 なるほどなあ、こういうお話だったのですね。

「来る」というホラー映画がありましたよね。あの作品からホラー要素を抜いたら哀愁しんでれらになると思います。

 私としましては、予告でめちゃくちゃ怒鳴られて怖かったのですが、本編ではまるで他人事でした。悪化していく事態を楽しみながら鑑賞することができました。

 原作がないのですね。非常に面白い作品です。土屋太鳳の演技がどうにもこうにも受け付けませんが、ぜひご覧ください。田中圭という役者はどす黒い裏がありそうです。スマホを落としただけなのにのときもこいつが黒幕なんじゃないかと思うこともありました。田中圭、怖い。

 焼肉がかわいそうでした。

映画「ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒」鑑賞感想

ポスター画像

2020年11月日本公開

監督、脚本:クリス・バトラー

・・・

あらすじ:功績を認められたいがためにライオネル卿は未知の生物探索へ出た。だが、実は未知の生物が彼を呼び出したのだった。文明の進化を阻止したい者から命を狙われつつ、冒険がはじまる。

・・・

 こちらでの公開となりました。

 とにかくですね、何を置いても絵がめちゃくちゃ美しい映画です。ストップモーションなのですが、絵の美しさがすばらしい映画です。

 海でも山でも森でもなんでもとにかく美しくて人物より背景に目がいきました。

 絵の美しさ以外は、いろいろ違和感がありました。自分に興味しかないライオネル卿が意外と簡単に折れました。そんなに簡単に折れる決意しかなかったのかなと思います。

 あと、文明の進化を止めたいなんて、工業化が進みつつあって大型船と鉄道で遠方へ冒険に行くことができる世界になっているのに今更何を馬鹿なことを言っているのか、現実味がなさすぎました。

 あと、英語圏じゃない人々が英語を話す違和感です。ヒマラヤに住む高齢者がなぜ英語を話すのでしょうか。

 そもそもとある人々も英語です。結局、英語や白人様こそが世界の頂点なのですね。白人以外はおまけでしかなかったのですね。大英帝国万歳。米国万歳。

ドラマ「高い城の男」鑑賞感想

 原作は20年以上前にだいたい読みました。確認したところ1995年7月17刷となっています。当時は青き波濤(羅門祐人)なんかも読んでいました。日本の勝つお話が好きということです。でも、高城男は違うなあと思ったのです。勝ったあとのお話ですもんねえ。勝ってしまえばあとは落ちる一方です。

 原作との違いはたくさんありますが、田上のキャラが全然違っていますね。そもそもお話が大きく変わっています。同じ部分は、世界が日独に占領されている、高い城の男の存在がカギになるという程度でしょう。

 この世界なら国鉄が赤字で苦しむこともないのでしょう。太平洋戦争で破壊された鉄路の復旧や戦後の輸送量減少やGHQによる経営体制の変革がないのだから、黒字のままですよ。新幹線開業も大幅に早まることでしょう。一方ナチスは超音速旅客機がバリバリ飛んでいてモノレールが張り巡らされて、ジェット推進のモノレールが走るのでした。ジェット推進モノレールが高速でカーブを通過する場面がありましたけど車内で立っている人がよろめきませんでした。いやあ、ドイツの技術はすごいですね。

 さて、今作ですが、やっぱり作中で「ジャップジャップ」と連呼していて机をバンと叩く手を止めるのに必死になります。こういう感じの作品では日本人がやたらと黄色い猿と言われるのでたまったもんじゃありません。

 若い皇太子が出てきますけど、平成天皇は1933年生まれなので本作だと29歳ということですね。まさに平成天皇の皇太子時代ということですね。皇太子よりも皇太子妃が出てきますけども。

 主人公のジュリアナが合気道を習っているのに、持ち物を奪われる場面でなぜ合気道を使って抵抗しなかったのでしょうか。ジュリアナの合気道はシーズン1で習っている場面がある以降はシーズン4で少し生かされる程度です。もうちょっとなんとかならなかったのでしょうか。

 ユダヤの血を引いている召使をクビにしただの、日本は人種政策が甘いだの、クソどうしの会話が展開されますし、白人を使役する日本人、日系米人と日本人の違いにも言及しますし、人種問題が地獄です。日米の立場が逆転したとき迫害される日本人も地獄です。だいたいですね、この日帝は植民地政策に失敗してるんですよ。欧州列強が植民地政策を成功させた歴史を学んでいないのかっていう話ですよ。日帝は学習能力がないんですかね。アジア人には他国を支配するなんて向いていないのかもしれません。

 日系と黒人と白人の叩き合いが地獄です。

 ナチスの場合は、白人が白人を支配しているのでやりやすそうです。白人以外はすべて殺してしまうという徹底ぶりです。ところで、ナチスには何をしてもいいのよというのは少し疑問があります。フィクションではナチスがやたらめったらボコボコにされますが、それってどうなのでしょうか。だけど、ナチスに対しては何をしてもいい、しっかりした根拠があるというのをどこかで見た気がします。

 あと気になるのは、日本人どうしなのに英語をしゃべっています。だけど、ドイツ人どうしではドイツ語を話しています。なぜですか。それと、日本軍がカタカナの単語を話していますね。この世界の日本では敵性言語とかないんですかね。あと、作中で仏式の結婚式を見ました。仏式は見たことがないのであれで正しいのかどうかわかりませんが、きっと正しいのでしょう。そういえば、日本人がやたらとお辞儀をしますね。そのお辞儀が汚い人もいまして、マナー講師に怒られそうな気がします。上体を曲げるとき腕の形が汚いと思います。それにですね、ミスして切腹なんて、そんなことをやってるからいつまで経っても日帝はダメなんですよ。皇太子妃は政治に口出しするなというそこの軍人さんも、軍人が政治に口出しするなですよ。

 サンフランシスコに日本海軍艦隊が現れた場面は胸熱です。大和型戦艦もいますし、新型空母もいます。そうか、この世界の日本も大和型を作ったのですね。よくそんなので戦争に勝利できましたね。真珠湾攻撃日中戦争などすべての戦いで奇跡的に勝利していったのでしょうね。オセアニアとアジアを支配する戦費もどうやって調達しているのやら。ちなみに、作中では日本陸軍が悪者で海軍は日帝の支配に疑問を持っています。

 作中でも日本に対して石油輸出が止められてしまいましたが、どうしてそれで日本が困らないといけないのですか。東南アジアの石油を採掘すればいいじゃないですか。

 しかし、日本は支配する力が弱まり、ナチスがつけ込もうとしているのでした。ナチスが強すぎます。欧州での支配体制が完全なものになっています。英仏の話なんかいっさい出てきません。挙句の果てには、並行世界にまで手を伸ばし、他の宇宙から技術を盗もうとする始末です。ついでに占領してやろうとしているようですね。

 さて、問題のシーズン4第10話が最終話となりますが、第10話後半になっても物語の締めくくりを見えない感じになっています。クライマックスは少々わけわからんことになりました。ドラマ制作陣は完璧な結末だと胸を張っているらしいですが、どうせ言わされているだけでしょう。全然お話をたたむことができていません。

 はい、というわけで、木戸警部のおどろおどろしい吹替は聴き応えがあります。クライマックスでヤクザにカチコミする場面はなんじゃそりゃですが、帝国に翻弄されるばかりの彼をぜひご覧ください。The Man in the high Castleでした。

映画「イルミナティ/世界を操る闇の秘密結社」鑑賞感想

ポスター画像

2021年2月公開

監督:ジョニー・ロイヤル

・・・

あらすじ:秘密結社イルミナティの誕生から消滅までを、有識者のインタビューを交えながら紹介する。

・・・

 客層は、老若男女でした。

 配給がTOCANAじゃないですか。ということは、半笑いで見る映画なのかなと思うじゃないですか。でも、イルミナティという組織の真実は最近よく紹介されているから今更だなとも思うわけです。

 結果としては、まじめな映画でした。笑うところはいっさいありません。

 イルミナティはかなりの短命なんですね。

 眠たい映画でした。

映画「すばらしき世界」鑑賞感想

ポスター画像

2021年2月公開

監督、脚本:西川美和

・・・

あらすじ:13年の刑期を終えた三上正夫が旭川刑務所を出所して東京にやってきた。カッとなりやすい彼だが、彼と接した周囲の人々が変わっていく。そして、三上もそんな彼らのやさしさに触れて変わっていく。

・・・

 三上のような瞬間湯沸かし器、怒鳴る人間はめちゃくちゃ苦手なんですけど、彼が怒鳴るたびにビクッとなったりしませんでした。不思議です。

 また、お風呂で背中を流す場面で目頭を熱くしました。

 どんな人間であっても我々の社会は受け入れていかなければいけません。そうしなければ彼らは再び犯罪に手を染めざるをえなくなるのです。だけど、もし三上正夫に出会ったとき受け入れることができるでしょうか。私にそんなことは難しいですし、この社会は悪意に満ちているのでした。

 やさしさを持って彼に触れる周囲ですが、この社会で生きていくには忍耐と見ざる聞かざるが必要なのだと教えていくのでした。それでいいのかという話ですが、そんな簡単に周囲が変わってくれるわけもないし、生きていくにはやむをえないということで、切ないですね。

 それにしても結末には納得しません。この結末に至ることは冒頭から示唆されていました。でも、だからってこんな結末になるとは思いませんでした。クライマックスで、三上が橋の上で携帯電話を使って通話する場面があります。そこで終わってくれたらなあとは思います。でも、あのとき嵐が来ていました。

 社会はやっぱり悪意に満ちているのでした。生きていくために、やむをえないのでした。理想だけではだめなんですか。すばらしき世界はまだありません。

映画「機界戦隊ゼンカイジャー THE MOVIE 赤い戦い!オール戦隊大集会!」鑑賞感想

ポスター画像

2021年2月公開

監督:中澤祥次郎

脚本:香村純子

・・・

あらすじ:多次元宇宙に45のスーパー戦隊がいて悪と戦っている。45番目のスーパー戦隊もまた戦いの日々が始まる。そんな彼らの前にあらゆる悪が現れ、ピンチに陥るが、両親に託された力を使って対抗した。

・・・

 巨悪と戦うには、運も大切ですね。

 バスコ・タ・ジョロキアとザミーゴ・デルマが登場します。彼らは記憶に残る悪役でした。

 ひとつ気になるのは、主演の五色田(ゼンカイザー)なのですが、耳に穴開けてイヤリングをつけていますね。これに対して、一部から批判が出そうな気がします。大丈夫でしょうかね。

 ゼンカイジャーの誕生にはいっさい触れられません。テレビの放送開始日を作中で言っていたのでその日を待つとしましょう。

映画「騎士竜戦隊リュウソウジャー 特別編 メモリー・オブ・ソウルメイツ」鑑賞感想

ポスター画像

2021年2月公開

監督:坂本浩一

脚本:丸山真哉

・・・

あらすじ:リュウソウジャーの一員となったのも束の間、命を落としてしまったナダ。彼が残したビデオメッセージ「足を引っ張らないように旅に出ます」の真意が何だったのか。それが明かされる。

・・・

 なんかこれ、坂本浩一監督っぽいなあと思っていたら、案の定でした。

 宮原華音が演じるマイコのアクションに注目してください。ショートパンツで上着をひらめかせながら繰り出す足蹴りをご覧ください。

 リュウソウジャーの放送はちゃんと見ていませんでした。ナダというキャラがわずか2話のみの登場だったことは今作で知りました。ごめんなさい。