2016年7月韓国公開
監督:ヨン・サンホ
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あらすじ:釜山へ向かうKTX101号にファンドマネージャーのソクは娘のスアンを連れて乗り込んだ。別居中の妻にスアンがどうしても会いにいくというのだ。そのときソウルではすでに異変が起きていた。発車した101号でもその異変がまぎれこみ拡大していく。何かに感染した人々は正常な人々を噛み、噛まれた人々は同じく感染して正気を失って、また正常な人々を襲う。一方で、車内で流れるニュース映像は混乱に包まれたソウルの状況を伝えている。果たして、ソクとスアンは無事釜山に着くことができるのか。
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すげえわ。
この映画、すげえわ。
ゾンビ映画も名作は数あれど、こいつもまた今まで見たことのないアイディアを詰め込んで、その数々のアイディアがことごとくうまく重なり合い、相乗効果を上げていきます。また名作が誕生しました。
今作のゾンビは走ります。それ以外の特徴は明かしてしまうと差障りがありますので内緒です。
欧米のゾンビ映画はもう見慣れてしまいました。でも、こうして舞台を変えると新しいアイディアも相まって、観たことのないゾンビ映画になってしまいます。
キャラも最高じゃないですか。映画史上稀な悪党が出てくるし、運転士といい客室乗務員といい身重の妻とその夫といい老姉妹といい野球選手とその彼女といい、最高ですよ。
さて、釜山は安全なのか……誰が助かるのか……助かる方法、最後のあの場面、最高です。
これはすげえ。
KTXは新幹線じゃないとか言ってる場合ではありません。原題は「釜山行」とか言ってる場合じゃないです。
KTXの初発は早いんですね。新幹線だと6時ですけど。ソクが飛行機を使わなかったのはなぜか、そこはツッコミどころかもしれません。ところで小汚いおっさんは何者ですかね。前日譚のアニメもこの監督が作っていますが、それを見ればわかるのでしょうか。
ぜひ劇場でご覧ください。