京都丹後鉄道豊岡駅を出ました。あかまつ号の車内を観て回ります。車内のデザインは水戸岡鋭治ということで、くまがわ鉄道の車両と似た内装になっています。ショーケースみたいに、沿線の名物を並べた棚がまさにくまがわ鉄道と同じです。
さて、本棚を眺めていると近畿大学の鉄道研究会が作った本がありました。これがまたしっかりした出来栄えです。どこぞの出版社が出したようなプロ仕様です。内容も重厚なものでした。学生気分で作ったものではない内容でした。本そのものが古いので内容も古いので京都丹後鉄道ではなく北近畿タンゴ鉄道のときの分析をしています。
私が最も気になった内容は今後鉄道が生き残っていくための提言です。日本の鉄道政策に対する批判から始まってこれから鉄道はどうするべきなのか、そのことについてこの本はどのように書いているのか気になりました。
やはり、革新的な「これ」という提言がないのは仕方がないですね。ただ、鉄道が公共交通機関であって地域の人々の足であるという視点をもう少し多めにしてほしかったなあと思います。もちろん、車を持たない交通弱者の足でありそのために乗り降りしやすい駅にすべきという意見はありました。
その本を読んでいたら、乗務員に話しかけられて「マニアですか」と言われてしまいました。もちろん「はい」と答えましたとも。そしたら別の本を出してきてくれました。その本は、近畿大学鉄研に影響を受けた人が作った本でしたけどそちらは写真集のような感じでしたので、いまいち興味を示さない私でした。
そんなこんなで天橋立で普通車両に乗り換えて西舞鶴へ向かいました。
それにしても、2両編成で客室乗務員が2名というのは多すぎると思います。経費削減のために1名で十分ではありませんか。それに、あかまつ車両で販売している飲食物を車内放送でまったく案内しないのです。しかも、案内しないから普通車両に乗っている乗客は販売している事実を知りません。案内すればもっと売れるんじゃないかなと思うのですが。
あと、観光案内放送をしていますが、JR九州の場合はまた今度も来てもらえるような案内をしていました。それに対して、京都丹後鉄道は今回限りの案内放送です。何度でも来てもらえるような、今回の旅とは違う見どころもあるからまた来てねという案内をするべきです。
ちなみに、乗務員の女性の方はお美しいです。写真を撮っていた乗客がいたので見せてもらってください。
天橋立から先は朝の通勤列車ほどの混雑となりました。車窓の道路も渋滞しています。
また、丹後の海も岩塊や島々や岬が美しいです。由良川を渡って西舞鶴駅へ。そこからは1両の車両で宮津乗換で福知山へ戻りました。
自宅へ帰る途中、神戸北部で超絶うまい焼肉を食べて帰りました。これにて旅は終了です。こんなうまい牛は食べたことあらへん。舌が喜んどるで。
↑京都丹後鉄道あかまつ車内
↑京都丹後鉄道あかまつ車内2
↑京都丹後鉄道鉄研本
↑丹後由良〜栗田・車窓
↑西舞鶴駅
↑三田やまがき