去年は高知滞在時間が30分ほどでした。ちょっと県境を越えてアイスを食べただけです。というわけで今回はちゃんと高知に行ってきました。なんなら公園で30分ほどだらだらしてきました。
うちから高知へ行く場合は高速道路180km経由で2時間30分、一般道160km経由で3時間30分です。でもですね、地図を見ると高速道路経由のほうがめちゃくちゃ遠回りしているように見えます。というわけで所要時間や走行距離を調べずに一般道経由で行きました。どうせ距離は一般道経由のほうが50kmくらい短いだろうと思っていたのですが、20kmしか差がないんですね。マジかよー。
この一般道というのがですね、線形が悪くてストレスがたまります。きついカーブが続きます。1.5車線の区間もわずかにあります。ただし信号がなくて、このときは2時間近く無停車でした。
うなぎが食べたいなあと思って、まずは高知平野の海岸に近いお店へ行ってきました。なんだよ、結局飯かよと思ったそこのあなた、はい、そのとおりです。開店前ですがすでに待ちの客が2組いました。さらに、開店と同時にほぼ満席です。うなぎそのものはサクサクのカリカリです。たれと白焼きの両方をいただきましたが、うーん、あまり好みじゃないです。高知市内の別のうなぎ店もカリカリらしいのですが。あと、店内は阪神タイガース選手のサイン色紙がいっぱいでした。高知空港から安芸キャンプへ行く前の腹ごしらえなのでしょうか。
そのあとは高知市内へやってきました。高知城とひろめ市場が目的です。
ひろめ市場でぎょうざを食べました。時間は12時30分ですが、若い女性ひとりがビール片手にぎょうざです。店員から何を飲むか聞かれました。車なのでウーロン茶を頼んだら脱力気味で「ウーロン茶だって」と。すみませんね、車なので。ぎょうざはカリカリで肉汁がぶしゃーと出てくるやつです。初めてのタイプです。肉汁が出てくるのは2度目ですが。
そのあとは帯屋町商店街をぶらぶらして公園で座って路面電車を眺めていました。土佐電鉄は狭軌なんですね。昔乗ったことがあるから、たぶんそのときも同じように「狭軌なんですね」と言っていたかもしれません。商店街のはりまや橋側には大丸がありました。ということはですよ、高知は三越もありましたし、百貨店がふたつあったということですね。あら、すごい。
そのあとは商店街のラーメン屋でつけ麺をいただきました。全粒粉の太麺とまたおま系と呼ばれる豚骨魚介のつけ汁でした。チャーシューがパストラミみたいでレアでした。
店を出てから高知城へやってきました。高知城といえば現存天守ですよね。全国に12しかない現存天守のひとつです。その中でも高知城は全国でも唯一、本丸の建造物すべてが当時のままだということです。え!? じゃあ、姫路城はちがうんですか。
煙となんとかは高いところが好きということで、天守の最上階を目指しました。追手門のまわりにある道路や高知県庁の配置が松江と同じですね。まずは板垣退助の銅像を見て、長宗我部時代の石垣を見て、山内一豊と妻の像を見て、そして本丸です。山内一豊の妻銅像は恰幅が良いですね。
本丸の建造物内を周りつつ天守最上階に上がってみると、高知市街が一望できました。高知平野を眺めることはできません。なるほど、高知市街は山に囲まれているのです。高知空港がある付近はそれなりに広々としていますが、高知市街はほぼ山に囲まれています。桂浜はすぐそこなのに山の向こうなので見えません。土佐市や伊野町の方向も山で見えません。高知空港方面も五色台があって見えません。高知市はすごく山です。逆に、市街地から高知城はあまり見えません。建物に高さ制限がありませんから。やっぱり高さ制限はしないほうがいいですよ。高知中心部の景観に違和感はありません。松江も高さ制限無しで良いのでは?
高知城周辺の市街地の道路は碁盤の目になっていますね。これは空爆による影響でしょうか。城への空爆被害は追手門の半壊があったようです。
高知城を出て、高知空港にやってきました。うつぼのたたきを食べて、展望デッキから飛行機を眺めていました。
帰路につきました。安芸、室戸経由としました。国道55号は安芸から高知方面への車列が途切れず、何か大きなイベントでもあったのかなという混雑ぶりでした。高知室戸間は信号が多いけどカーブが少ないし、室戸徳島間もカーブが少ないので一般道最短コースに比べると時間はかかるけど楽でした。
↑かいだ屋さんにて。汁物は肝入りです。
↑白焼き。わさび、塩、しょうゆで食べます。
↑ひろめ市場にて。カリカリジュワー。
↑帯屋町商店街のラーメン屋さん。
↑高知空港でうつぼたたきと鰹たたき。左上の空いた皿はクジラ。
↑高知空港展望デッキから。