2020年1月公開
監督:トム・フーパー
脚本:リー・ホール、トム・フーパー
原作:アンドルー・ロイド・ウェバー
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あらすじ:夜のロンドン、ジェリクルキャッツが舞踏会に集まってきた。長老に名前を呼ばれたら天井へ昇ることができる。果たして、誰が呼ばれるのか。
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CATSは、幼い頃に親に連れられて劇団四季の舞台を見ています。舞台がどのようなものだったのか記憶にありませんが公演をした建物の裏の情景はうっすらと覚えています。大きな倉庫に鉄のむきだし階段があったような感じです。
映画館で数十回も本作の予告を見てきましたが、そのたびに、(キッッッショ!キンンンンモォ!)でした。やべえやつの上映が近づいてくるのでした。
今回ついに本編を見たわけですが、(キッッッッッッショ!キィンンンンンモォ!)でした。頭を抱えていました。
こちらの動画の0:12あたりからを参考にしてください。
欧米さんの擬人化ってやつは、選ばれしケモナー向けのものであり生理的に受け付けません。それを今作でもやってくれた感じです。
ケモナーの皆さんは、本作をご覧になってみて、いかがでしたか。合格ですか。
今作のネコたちは、触りたくない、モフモフしたくない、近づいてこなくていいやつらです。ただ、耳としっぽの動きは猫そのものでした。恐怖を感じたときの耳としっぽも忠実な描き方だと思います。
ねこの造形よりも、もっとヤバいものが本作にあります。ゴキブリを食べる場面です。これには「ヴォゥエ!」となりました。あかんやつです。ねこ大好きなのでチュッチュしてましたがこれを見てしまうと無理です。胃もたれ映画です。ねずみもたくさん出てきますけどそれを食べる場面はありませんでした。ゴキブリを食べるのにねずみは助けるのかよ。
この胃もたれ場面は前半です。それさえ乗り越えたらあとは安全な場面が続きます。
さて、今作については、彼らの目的などが歌で表現されます。私のクソ役に立たない耳では何を言っているのか聞き取れず、物語をつかめませんでした。本作の9割以上が歌なのでほとんど空耳です。お話しがよくわかんなーい。というわけで、そのために大したネタバレはできません。
最後の天井に上がっていったやつについてもですね。そりゃあ猫は高いところが好きですから、でも、空へ風船で上がっていった猫はどう見ても死への片道切符なのですが。とはいえ、どうやら再生を表しているようなので、オッケーということにしておきます。
あと、長老が我々観客に向かっていろいろおっしゃいましたね。うまいものを食わせろ的な。ハムとか言ってたように聞き取れましたけど、ハムとかダメですよ。塩分で猫の腎臓が破壊されます。あと、砂糖の入ったものも差し上げないでください。牛乳もダメです。腹を下します。うちの猫さんもこちらの知識不足でエビをあげたらヴォエしてました。うちの猫さんはとうもろこしが好きでした。そういえば、本作の猫たちは目のまわりがきれいだったので健康状態は良さそうですね。栄養状態が良好のようで何よりです。ああ、そういえば、それらの猫たちの股間が気になってしかたがありませんでした。菊の御紋が見えちゃうんじゃないかとドキドキしていましたが、そういうのはいっさいありません。
今作に出てくる猫の名前は長いものもいますね。日本だったらタマとかミケとかですけど。血統書付ならライトニング・トーマ・ジャネットとかいらっしゃるらしいです。なので、猫の名前は長くても大丈夫です。うちの猫さんを正式名で呼んだことなんて一度もなかったと思います。うちの猫さんも食器棚の上に上がって我々を見下ろしていました。懐かしいです。
今、猫の画像を見てますけどモフモフしたいです。チュッチュしたいです。猫パンチを喰らいたくてちょっかい出したいです。