やくもとうずしおをがっつりと

ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

秋の安芸キャンプ

 阪神タイガース日本一おめでとうございます。ありがとうございます。

 というわけで高知県安芸市阪神タイガースキャンプへやってきました。

 2024年シーズンで活躍するかもしれない選手を追いかけてみたいと思います。ちなみに安芸キャンプへ来るのは初めてですので作法がわかりません。周りの方の動きを注視しながらキャンプの様子を観ていきます。

 他の皆さんはたいへん静かでございますね。報道陣も大勢いますが、一般の方も丸太かなっていうくらい大きなカメラを担いだ方がちらほらいます。どう見ても普通の女の子が一眼レフの大きなカメラを持っています。それも1人や2人ではなく5人くらいはいます。

 色紙を持ってる方も多いのですが、それを出さずに静かにしています。キャンプでは声を掛けたらダメな空気があります。私以外に初めて来たよという方もちらほらいまして、色紙を持っているけれどサインをもらうにはどうしたらいいのかわからない様子でした。

 朝、まずは選手を乗せたとさでん交通の大型バスが入ってきました。私は選手の顔を知らないので背番号一覧と選手の背番号を見比べながら行動しております。言い訳ですが、ABCラジオで試合を聴いているので顔は全然知りません。現れた選手の背番号を確認しながら(うおー、野口-! 支配下登録された選手やーん! 栄枝ー! 小幡ー!)と心の中で叫んでおりました。

 顔を見ただけですぐわかる今岡コーチが登場すると私のテンションはますます上がりましたが、顔に出さないようにしていました。そのあと普通車が入ってきまして、下りてきたのは背番号を確認するまでもない平田ヘッド、安藤コーチ、嶋田コーチです。ますますテンションが上がりますよね。

 落ち着いたところで、グラウンドを囲むベンチに座っていると前川と井坪がノックをやっていてしばらくその様子を眺めていました。ノックが終わるとグラウンドの奥へ移動しました。すると黒いミニバンが入ってきまして、これは偉い人が乗っているに違いないと眺めていたら岡田監督です。2メートルくらい先を岡田監督を乗せた車が走っていきましたね。目が合ったと思いますよ。これはたいへんなことやと思います。

 そのあとは全体練習を眺めつつ、監督の動きに注視しつつ、テレビで見たことのあるテレビの人がいたり、監督が移動を始めると皆が一斉に動きはじめたり、私もそのあとをついていったり、そんな感じでした。

 ブルペンを見学できるところは狭いので譲り合いながら投球練習を観ていました。私を含めてほとんどの人が、投球練習を見ている監督を観ている状態でした。ブルペン捕手の後ろにあるベンチに座って、バットを足に傾けた状態で球を見つめているといった感じの監督です。

 監督が動きはじめるとざわざわします。ブルペンを出た監督がサブグラウンドへ行くと観客も動きます。監督がトイレへ入るとまたざわざわします。簡易トイレなので、「プライバシーがなくてかわいそうやなあ」という声が聞こえてきました。

 選手で最も注目されていたのは湯浅投手でした。観客は監督と湯浅投手を追いかけているようです。

 とある選手に声を掛けている方が一般の中にいまして、旧知のようで「またあとで」みたいなやりとりをしていたのは微笑ましい光景でした。

 報道関係者どうしでも脚立の位置を譲り合っていたり、意外とおとなしいものですね。何よりも報道関係者が朝に入ってきた監督の車に一斉に頭を下げていたのは、ええもん見たなあと思いました。

 一般客はおとなしいですが、お子さんは稀に選手の名前を大声で叫ぶこともあって、選手がその声に手を振ってあげたりしていて、お子さんはうらやましいなあと思います。

 選手は全然休憩せずに4時間以上練習を続けていました。やっぱりプロ選手はたいへんですなあ。練習のメニューの合間に集まったり移動するときが休憩になっているのでしょうね。

↑2003年リーグ優秀石碑。

↑日本一ペナント。11月19日まで限定公開中です。

 秋の安芸でした。