やくもとうずしおをがっつりと

ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

宇宙戦艦ヤマトⅢ、一日がかりで視聴

 オリンピック、全然観てないです。
 ヤマトを観ていると少々悪いところが目につくので、それをがんばって無視しようとしています。設定が甘すぎるんですよ。宇宙キロという独特の単位が出てきますが、ヤマトの主砲射程範囲がめちゃくちゃなんですよ。10宇宙キロが射程のようですが、5宇宙キロよりも近い範囲でなければ撃てないとか言うし、250宇宙キロが射程だったりするし、もうちょっと設定をしっかりしてほしいですなあ。制作スタッフどうしやスタジオ内でのそういうやりとりがないのでしょうか、設定とかどうでもいいのでしょうかねえ。
 ヤマトⅢのあらすじ:デスラー総統率いるガルマン帝国とボラー連邦の戦いで、惑星破壊ミサイルが流れ弾となり太陽へ当たって太陽が異常活動を開始、1年以内に地球が人の住めない惑星になるというものでした。ヤマトⅢまでに、デスラー総統は古代や地球に対して友情を感じていたので、ヤマトⅢではデスラー総統が地球を救おうとしてくれます。
 Ⅲにおけるヤマトの任務は地球人が移住できる惑星を発見することなのですが、デスラー総統、助けてくれるならガルマン帝国のどこかの惑星に移住させてくれよ……そうすればけっこう早いうちに問題解決なのに。まあ、結果として太陽は元通りになって地球は助かるんですけどね。あんまりデスラー総統の悪口を言うと処刑されてしまいますので、このへんで。
 それにしても、ガルマン帝国の科学力はすさまじいです。銀河系中心の帝国本星から太陽系までわずか3日で移動したり。帝国の軍隊の質と量はすさまじいです。にもかかわらず、ヤマトが勝利する理由は、なんでしょう。ヤマト乗員が天才すぎるのでしょうね。真田さんはたぶん宇宙一の科学者ですし、古代や古代の部下の兵器運用がうますぎるし、航海長の島さんのヤマト操艦術が巧みすぎるし、艦載機を操る加藤はたぶん宇宙一の戦闘機乗りだし。そして、何よりもヤマト乗員以外の軍人が頭悪すぎるのです。ガルマン帝国やボラー連邦の軍人さんはどいつもこいつもバカばっかりなおかげで、ヤマトが勝利できます。
 さて、帝国の皆さんの地球に対する評価ですが、地球は銀河系で最も美しいようです。だから、毎度毎度襲われるんですよ。ただ、科学力は遅れていて、ヤマトは田舎戦艦と呼ばれます。戦ってみるとその強さに驚いて足がガクガクになります。
 まあ、とにかく、デスラー総統のかっこよさにも惚れます。寡黙で、酒の入ったグラスを常に傾けて、マントを宇宙空間でもたなびかせたりして、もうすてき! デスラー総統、ばんざーい!