やくもとうずしおをがっつりと

ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

侍戦隊シンケンジャーの感想 第四十七幕

 影武者だった丈瑠のところへ向かうべきか、姫のところに残るべきか、迷う流ノ介。その流ノ介の前に現れた黒子の正体は依然係わったことのある者で、「あんたが命を預けた殿というのは、志葉家当主か、それとも中身か」と流ノ介に言うのです。もう、そこで泣きかける私です。うわ、今回の話、ツボかもしれないと思いつつ観ました。
 腑破十臓と壮絶な決着をつけたところで、暗闇に落ちかける志葉丈瑠。それを救ったのは黒子の言葉を聞いて、丈瑠のもとへ駆けつけた流ノ介でした。
 影であることを隠して嘘をついてだましていたという丈瑠に対して、四人は、丈瑠を救おうとするのです。このときの千明が最高に良いですよ。気に入った! そして、流ノ介の言葉「志葉丈瑠、私が命を預けたのはあなただ。それをどう使われようと文句はない。姫を守るというのなら守る! ただし、侍としていったん預けた命、責任をとってもらう」さらに流ノ介は膝を突き頭を下げるのでした。ここで涙全開。涙腺崩壊。流ノ介のあとに続いて千明もことはも茉子も続くのでした。彼らの前で泣く丈瑠、丈瑠が一番弱い人間だったのかもしれません。
 姫は姫で、影のもとへ駆けつけた侍たちを見て、彼らの築いた絆を感じたのでした。悔しいけど、良い姫です。姫を嫌っていた源太は「お姫様もやるねえ」と言ってみたり。そこへ、外道衆が出現したとのことで姫が出陣しようとするのですが、源太が「寿司屋でよければお供するぜ」だってさ。もうたまんないねえ。
 丈瑠と彼らには主従を超えた、いや、主従の関係など飛んでしまって、本当の仲間としての絆があったわけで、よい話になりました。残り2話かな、外道に落ちた腑破十臓と薄皮太夫の謎というか背景が回収され、ドウコクが復活し、もはや最終回に向けて何も邪魔するものはなくなりました。決着をつけるのみです。