やくもとうずしおをがっつりと

目指していた国道完走と鉄道完乗は終わりました。日本のすべての国道を走り、鉄道に乗ったのです。

映画「シン・エヴァンゲリオソ劇場版」鑑賞感想

宇宙人・グレイのイラスト

2025年1月公開

監督:古橋二浩

脚本:井土敏樹

音楽:管野よう子

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あらすじ:尚人たちの設立したスイゲンは順調に拡大していたが、吉岡による妨害は手段を変えてなお続いた。国家間対立の様相を呈していたそんなある日、異星人による侵略が始まったことを尚人たちは知った。2033年には異星人の本隊がやってきて地球を征服する計画らしい。地球人は圧倒的な力によって一掃されるとのことで、小さな対立を起こしつつも人類は協力して対策を練る。果たして、地球人類はこの先生きのこるのか。

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 前作がある程度の成功を収めたものの、原作の後半を映画化するだけの興収を得られませんでした。そこで、私はアニメ制作会社社長の家族を人質に取り、アニメの映画として続編を制作するように仕向けました。

 やりたいという制作陣が集まらないため私は再び監督の家族を人質に取り、制作スタートし、ついに公開となりました。実写とはならなかったことは心残りですが、この場を借りて深く感謝いたします。

 さて、今回は前作以上に原作どおりです。絵にしたらこうなるんだなあ……という感じです。どこまでのお話なのかというと、ガイヤナの本星がドッカーンってなるところまでです。そのあと姫透がどうなったのかは描かれていません。一応きれいな終わり方になっています。

 尚人くんと外人さんが会ってしゃべる場面は、原作だと保宮が通訳しますけど、今作では保宮がとなりで立っているだけでお互い日本語という……世の中の映画ではよく見られる場面ではあるのですが、こういうところはちょっと省いてしまいましたね。保宮といえば声はあすみんさんなのでイメージどおりです、本当にありがとうございます。

 あと、モリモリが出てこないので、設楽とモリモリの恋愛戦争が起きません。このあたりも尺の都合で省きました。それに、前作ではモリモリが出ていませんし。設楽にとっての恋敵がいないので、尚人くんを愛する設楽が暴走しているように見えます。そんな設楽が我ながらめちゃくちゃかわいく見えます。

 前作では旭丸と七類のキャラが変わっていましたが、今作では原作どおりのキャラになっています。アニメだと違和感がありません。製作陣がわざわざキャラを変えてまで作品に出す余裕もなかったということです。

 綾が声を出すことができないときがあるじゃないですか。尚人くんが会いに行ったら綾がにっこりするんですよ。綾がずっとこんなだったらいいのになあって思うじゃないですか。今となっては尚人くんと綾の関係は最悪で、嫌いどうしで殺し合っていますから、このときは良かったなあと思っちゃいましたね。尚人くんの血筋を殺しはしないけどぐっちょんぐっちょんにする綾が、なんか、もう、本当に悲しいですね。自分で書いておいてナニですけど。

 綾の声が出ないといえば、退行している姫透でございますよ。70億人の姫透ファンの皆様、お待たせいたしました。前作では姫透の退行が省略されていましたが、今作では尚人くんが左目を失うと同時に姫透、綾、流奈が退行しましたということです。ようやく本格的な原作どおりですね。

 はい、というわけで、姫透の退行です。姫透が「だっこして」と尚人くんにせがむ場面で悶絶です。映画館で声が出ました。いいですか、姫透は成人女性ですよ。普通の女性じゃなくて、姫透は姫透なのですが、その姫透が「だっこだっこ」って両手を尚人くんに伸ばした場面はもうだめです。死ぬかと思いました。人生で初めて「てぇてぇ」と口にしました。尊さというものを学びました。「だっこして」と言っているときの姫透の表情も見ましたか。とてもやさしい後光が差していましたよね。ひまわり色ですね。

 ずっとこのままでいてほしい。

 そんなふうに考えてしまいますよね。

 でも、そうはいかないですから。なので、またこんな感じで悶絶できるキャラを考案できたらいいなあと思います。ただ、見ていてちょっと思ったのは、以上のように、銀河は大戦災まで映像化されましたけども、大戦災以降旭丸や七類のようなキャラや姫透の退行キャラみたいにふざけたキャラや最高最強究極のかわいいキャラが全然出てこないのですよ。

 次元軍が異次元へ行くときに少しかわいげのある子が出てきますけど、旭丸や七類に比べたらふざけ度がまったく足りないですし、退行姫透のようなかわいさもありませんし、なんだか中途半端だなあと反省しました。オーシャニアや碧海ちゃんはかわいいとはまた違ったキャラですもんね。次元軍のお話であればふざけたキャラや最高にかわいいキャラを出す機会が多分にありますので、そちらでがんばっていきたいという所存です。そもそもここ1年はまったく書いていないことが最大の問題ではあります。でも、毎日頭の中は8割くらい銀河ですから許してください。こないだは思い付きで急に書いたショートショートを載せましたが、なんかまた新しいキャラが思いついたらそこを中心にお話を広げていけたらいいなあと思ったり思わなかったり、です。

 私はツンデレ大嫌いなんですよ。ツンデレのツンの部分が大嫌いなんですよ。アスカやハルヒを見ていた頃は、あまりにも嫌いすぎてテレビの前で泡吹いてひっくり返りそうになりました。アスカの「あんた馬鹿?」などのセリフを聴くとカアーッと頭に血が昇ります。アスカやハルヒの飛び蹴りを見た日には、テレビを壊してしまいそうでした。ハルヒには敗北しっぱなしですが、アスカのほうはAir/まごころを君にで大勝利しました。ざまあ! と叫びましたね。

 そんな私もツンデレのギャップというものを知るようになりまして、なんだか成長しました。オトナになったと思います。エヴァ新劇場版ではアスカに対する怒りが少し和らいでいます。

 というわけで、退行姫透のみならず言葉を失ってにっこりしている綾を愛でることができるようになったかなと思います。そもそも綾は心の底から尚人くんを憎んでいるわけではありませんし、ちゃんと目的があってやっていることなので、こちらとしても綾に対しては歩み寄りをしたいなあと思う今日この頃です。でも、それじゃあだめだと思うので、好きなキャラばかりじゃなくて嫌いなキャラを出す努力もしなきゃいけないとも考えています。

 ツンデレといえば、綾がですね、ちょっと最新話をこないだ書いていたんですけども、そしたら話の流れで綾が尚人に対して甘える場面ができちゃいました。だって、綾といえばこれまでずっと尚人と嫌い合った仲ですし、そうすることで綾は自ら悪者になって王国のために活動していたキャラなんですよ。その綾がですよ、話の流れで尚人に甘えてしまいましてその甘えを尚人に馬鹿にされて、泣いちゃうわけですよ。そしたら、それを書いてる私自身が泣いちゃってるんですよ。綾のことは作者である私も嫌いなのに。綾が泣くのも無理ないかなとは思いましたけどもね。400年間ずっと尚人の敵を演じてきて尚人からもしっかり嫌われて、今回は共闘せざるをえない状況だったのでちょっと甘えてしまったらそれを尚人くんに突っ込まれて、綾は涙腺崩壊したのでした。自分の書いてるもので泣くなんて。銀河で泣くのは2度目です。前回は豊原が死ぬ場面でけっこう号泣しちゃいました。

 自分の書いてる小説で泣いてたら世話ねえですわ。それにしてもふと思ったんですけど、自分の書いてる小説で泣いたという発言は、青いサンゴ礁のセットでおならをしたわくらいの告白なんじゃないかってことです。

 何の話をしているんだ。シン・エヴァじゃないのか。シン・エヴァを見たというタイトルで詐欺をして、いったい何をしているんだ。シン・エヴァとは無関係です。よく見てもらうとお分かりいただけることと思うが、タイトルが少し違います。とはいえアスカの話も少しやったからいいんじゃないでしょうか。それではみなさん、オタッシャデー。