やくもとうずしおをがっつりと

ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

海部に行ってきた……はずだった

 今日は海部に行きました。友人K氏が海部がどんなところだったか確認したいというので。おーけー、それでは私の華麗な運転で脳内地図を頼りに参りましょうか。事前に、妙見山の桜とか轟の滝とか大里松原とか観るべきところを調べておきましたよ。
 海部とは、徳島県の南部にある小さな町でして、現在は海南、海部、宍喰の3町が合併し海陽町となっております。清流海部川や大ウナギなどで有名でさらに南へ行くと世界的に有名な波乗りできる海岸があります。世界的に有名な海岸は徳島県ではなくて県境を越えてすぐのところにある高知県の生見海岸ですが、周辺は有料駐車場だらけで、今日は波がほとんどないのに大勢のサーファーがいました。なるほど、やっぱすごいのかな。
 ところが! 雨だよ! 雨だから山行ってもしょうがないし轟の滝は駐車場から徒歩1時間、傘がないから無理だし、松原は海岸だから雨の中では厳しいし、何も観れないじゃん!! 口には出しませんでしたが何をしに来たのかわからず、私は一人で勝手にたいへん気まずい思いをしておりました。
 お食事処も調べておいたのですが、そいつが閉まってるし、行く途中で見つけた別のレストランも「じゃあ、そこにしようか」ということで行ってみたら閉店だし、私は一人で勝手にアチャーと思っておりました。
 そしたら、友人K氏が。
室戸岬ってどうですか」
 ほほう、室戸岬へ行きたいとな? では、参ろうか。ということで参ってみたのです。海部から室戸岬までは約90分。楽勝。
 行ってみたら室戸岬は雨が降っていなかったので散策しました。四国南部のきれいにとがった岬です。あいにくの曇天ですが太平洋は凪で風もなく、まあまあ良いかなという状況です。

 見渡す限りの太平洋と言いたいところですが、そうでもないです。実際は周りはずっと太平洋なんですけどねえ。石をどっぼーんと投げこんだり白いさんごらしき石を集めて積んでみたり岩を砕いてみたり。光になれーっ。

 猫が大勢いました。ただ、1匹を除いて皆逃げてしまいます。こいつだけは寄り添ってきました。駐車場の端にえさが巻かれていて、別の猫が食べていたら画像の猫がウーとうなりました。まあまあ、たくさんあるんだしいいじゃないか。

 帰りは私のわがままで甲浦駅に寄らせていただきました。高知県の最も東にある駅で、徳島からやってきた鉄道の終着駅です。甲浦駅の次は徳島県宍喰駅でして、宍喰〜甲浦はJRではなく阿佐海岸鉄道と言ってJR四国とは別料金だし甲浦から乗車すればダイヤの設定の関係で宍喰駅の乗り降りがしやすいので宍喰駅乗り降りだけのために私はやってきました。
「ちょっと、汽車に乗っていい?」
「だめって言ってもどうせ乗るんでしょう?」
 うう、痛いところを突いてくるね、君。
 で、事前にダイヤを調べていなかったので駅でダイヤを調べたところちょうど汽車が出た後でして何時間も待たないと乗れないのでした。というわけで待たせるのも悪いし、また今度、一人で来てやるわ! ちなみに阿佐海岸鉄道は平成に入って開業した新しいものでして開業当時乗りに来ました。でも宍喰駅では乗り降りしていないし、徳島県内の全駅乗り降りを目指すという目標があったので良い機会だなと思って来てみたのですがねえ。
 というわけで、付き合ってくれてありがとう。このあとはまっすぐと帰宅しました。あ、ちょっと、日亜化学の周辺で妙な灯りを見つけたのでそれを探ったりしてましたけども。