やくもとうずしおをがっつりと

ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

徳島県内全駅下車をがっつりと 鳴門線編

(画像はすべて文章の終わりに集めて貼っております。お粗末なケータイの写メではございますがご覧くだされ。)
 17時19分、徳島駅を出発すると再び「俺、今、旅行してる」という気分になりました。普段絶対に乗らない区間ですから。途中の池谷駅高徳線から分岐して鳴門線に入ります。その池谷駅でこの列車は長い時間停まりました。上りの列車との行き違いが終わって、そのあともなぜか停車しつづけました。何を待っているのか、ときょろきょろしていました。ほかの列車が来ることもなく、結局何を待っているのかわからないまま列車は発車して鳴門へ向かいました。
 こういう停車時間はできるだけ短くしないとだめなんですよ。うまくダイヤを組んで、できるだけ待ち時間を減らさないと。日本の私鉄はそうしているし、スイスの鉄道も時間短縮のためにがんばっているのです。列車の本数を多くして、単線でもダイヤの工夫で上下線の列車をうまく流して所要時間を短くするのです。それは、利用者の減少を止めることにもなるかもしれないし、失われた利用者が戻ってくるかもしれないのに、そういう努力をしているとは思えないですな、JR四国
 まずは、撫養駅で降りました。この駅は駅舎があって、改札口もあるんですね。平日の朝とか駅員が立つことはあるのでしょうか。それにしても鳴門線はきれいになりました。3月以降、プラットホームのかさ上げ工事をしていて、列車を止めてバス代行輸送もしていたのです。その工事が終わりました。ここでは11分待ちです。
 すぐに上り列車に乗って、次に目指したのは阿波大谷駅です。それにしても鳴門線の列車はゆっくり走りますね。軌道がしょぼしょぼだから速度が出せないんでしょうね。駅と駅の間が短いというのもありますが。
 この阿波大谷駅は少し変わっていました。駅の中に猿がいたのです。その昔、室町時代の前半くらいかな、この近くに猿の群れがいて、住民は被害に遭っていたそうです。それを聞いた播州の猟師がわざわざここまで来て猿を退治しようとしたら逆に殺されてしまったそうです。なんじゃそりゃ。その猟師の弟が猿の仇を取って、猿の墓も作られたそうです、そのための猿の模型が駅の中にありました。つーか、当時といえば明石海峡大橋も、フェリーもなかったのですよ。そんなときにわざわざ播州(現在の姫路や赤穂周辺かな)から海を越えてやってきて、返り討に遭うなんて……。なんてこった。つーか猿の群れのうわさが播州にまで広がったというのもすごいことです。
 さて、この阿波大谷駅ですが、列車に乗る直前でフィギュアが大量に置かれていることに気づきました。ルフィとかドムとかブラックジャックとかいろいろありました。
 次に金比羅前駅に移動です。暗くてよくわからなかったのですが、駅前に金比羅さんらしきものはありました。プラットホームがめっちゃ短い駅ですね。2両が限界でしょう。以前は3両編成が走っていたはずですが、もう3両編成は走らせないということなのでしょうか。
 さて、鳴門線の乗り降りはだいぶスムーズでした。10分前後待ったら列車が来て、次の駅へ行くことができて、5駅の下車はけっこう簡単でしたよ。それは決して本数が多いからそうなるのではなくて、盲腸線なので終点の鳴門駅へ向かった列車がすぐに戻ってくるから、簡単に乗り降りできてしまうのです。
 金比羅前駅から列車に乗りますと、うずしおを観てきたらしい観光客ふたりがいました。みやげをぶらさげて、ガイドブックを読んでいました。地元ではありますが、こういう客がいると「旅してる」という気分になります。徳島に観光に来てくれて、しかも観光の足に公共交通を使ってくれて、感謝感激雨あられでございます。
 立道駅で下車しました。ここもホームに小さな屋根があるだけです。ただし、改築されたばかりのきれいな駅です。ここでは33分待ちです。
 次に、ついに最後の駅、教会前駅となりました。徳島県76駅の最後は教会前駅です。駅前には協会らしきものがありました。それにしても、金比羅前駅と教会前駅が隣接してるなんて、なんか平和ですな。いがみあう宗教があるというのに。しかもこの駅の間は600メートルくらいしかないんですよ。
 徳島県全駅下車達成、ばんざーい! 両膝ついて、両腕を振り上げた気分ですが、それはやめておきましょう。
 この駅は97分も待って徳島行きに乗りました。最後の最後に長時間待ったがな。→帰宅。
 最後にもうひとつ、ページビューが40000を超えたこともたいへん感謝しております。誠にありがとうございます。引き続き何とぞよろしくお願い申し上げます。

撫養駅無人駅で、とても小さいが改札口があった。

阿波大谷駅。猿の墓の説明。

阿波大谷駅の猿。

金比羅前駅。ここで日が暮れた。

立道駅

教会前駅。ここが徳島県内全駅下車最後の駅となった。



○○現在の都道府県別乗り降りした駅の数ランキング○○
1位 徳島県 76駅:ばんざーい!
2位 東京都 47駅:なんでこんなに乗り降りした駅があるのか自分でもイミフ。
3位 大阪府 35駅:東京より少ないのは癪だ。
4位 兵庫県 21駅:神戸周辺が多いです。
5位 神奈川県16駅:意外と多いなあ。
6位 愛媛県 15駅:JRの駅はわずか4駅。
7位 高知県香川県 12駅:JR以外が多い。
9位 京都府 11駅:やっぱり私鉄での乗り降りが多い。
10位 埼玉県 10駅:ここ数年でたびたび埼玉に行ったからなあ。