こいつはめちゃくちゃ面白いです。半端ないです。皆さんが面白い面白いというもんだからかなり期待してしまって、期待倒れになるんじゃないかと恐れていましたが、大丈夫、杞憂でした。
ただ、やはり、ティムバートンのバットマンも大好きでしてそれと比較してしまうのですが、まったくの別物として扱うべきですな。混沌とした暗い街で戦うバットマンと、意外と明るいきれいな街で戦うバットマンです。街がきれいだから、悪が満ちているようには思えないのですが。
トゥーフェイスが出てきたのですが、トミーリージョーンズのトゥーフェイスが良かったもので、今回のそれはちょっと、違うなあ、と思いました。ただ、光の騎士が落ちていく様と船の市民が落ちない様の対比には少しばかり感動しました。とか言いつつ市民の高潔っぷりには臭さを感じておりましたが。でも、原作には忠実なんですね? ハービーデントがトゥーフェイスになるあたりとか。
ジョーカーの演技が良かったです。中の人、すごいです。病院を爆破するあたりの演技が特に。狂気がはっきりとわかるのです。呆然とします。
いい映画でした。すばらしい。