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ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

映画「ワンダーウーマン」MX4D吹替鑑賞感想


2017年6月米国公開
監督:パティ・ジェンキンス
脚本:アラン・ハインバーグ
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あらすじ:アマゾン族の女性だけが住む島で育った王女ダイアナはある日、外の世界から迷い込んだ人間の男:スティーヴを助け出す。外の世界では人類の大きな戦争が起きており、スティーヴはドクター・ポイズンが生み出そうとしている毒ガスを破壊する使命を帯びていた。ダイアナはスティーヴを連れて島を抜け出す。戦いの神アレスが人類の戦争の根源でありアレスを倒せば戦争は終わると信じ、スティーヴにアレスの居場所まで案内させようとしていた。だが、それは人類の世界をまったく知らないダイアナにとって何もかもが初めての経験となっていく。果たして、アレスを倒して戦争を終わらせることができるのか。
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 ついにDCユニバースが始まりました!
 これまでバットマンVSスーパーマンは駄作で、期待されたスーサイドスクワッドもさっぱりでございました。DCは全然ダメだな、大丈夫か、不安だったわけです。
 でも、ワンダーウーマンは良作なんじゃないですか。
 欧州で起きている戦争の前線にやってきたダイアナが、スティーヴの制止も聞かずに塹壕から飛び出したところからポカーンとしました。ダイアナがかっこいい! もう本当にすんげえかっこいい! 惚れた! スローモーションって演出が嫌いなんですけど、今回ばかりはダイアナの一挙手一投足をばっちりと捉えていくスローモーションに惚れます。
 マーベルも含めてヒーローたちの戦いに見惚れたのは初めてでした。
 人類を助ける使命を持つアマゾン族のダイアナは平和をもたらすためにがんばるわけですね。傷ついた人々を数多く見て心を痛めていました。兵士や市民が大勢苦しんでいる姿を見ていきます。この人たちを助けなければいけないその一心で飛び出していきました。そんなダイアナは、人類はアレスに惑わされて戦争をしていると信じています。
 ところが、そのダイアナが躊躇なく兵士を殺していきます。その点については「あれー?」となります。アレスに騙されて動かされているドイツ兵を殺していく、それについてはオッケーなんですかね、彼女の中では。
 あと、島を飛び出したダイアナですが、それ以降は島のアマゾン族がいっさい物語に出てきません。
 スティーヴがそこまで戦争を終わらせるためにひたすら死ぬほどがんばるのも、なぜなのかなと思います。
 でも、ダイアナがかっこいいから、全部オッケーですね。そういえば作中でダイアナがワンダーウーマンと呼ばれていなかったですが。まあ、それもいいや。
 141分という上映時間は長すぎですが、その長さを感じませんでした。飽きが来ないです。人類の本当の姿を知ってしまうけど、本当の姿というのは、他人のために命を賭すことも入っているわけでなぜ身を挺すのか、それは愛というものがあるから……愛に気づくダイアナ、いいですね、この流れも。
 とても軽装のダイアナですが、なんつーか重装甲になりつつあるバットマンとは対照的でもあるし、軽装だからこそ根拠もなくめちゃくちゃ強そうに見えてしまいます。神だから強いのですが。二の腕と太腿が良いですね。ロンドンのときの街を歩くための衣装も良かったですよ。そういえば、ワンダーウーマンの衣装はどこから出てきたのでしょうかね。バットマンVSスーパーマンのときと外見が同じなんですが、その件についてブルース・ウェインも「え?」となっていましたけど、そのあたりには触れられていませんね。劇中では冒頭では幼女だったダイアナが成長していったのですがね。成長の速度が人類とは全然ちがうのかな? 
 ところで、今作の監督は女性なんですね。全然知りません。2003年にシャーリーズ・セロン主演の「モンスター」という映画を撮っています。タイトルはモンスターですが、そのものずばり怪物の映画ではないようです。
 さて、マーベルもそうですが、スタッフロールの途中とそのあとのおまけ映像ですね。今作は、ありません! スタッフロールが流れはじめたらどうぞお帰りください。「ワンダーウーマンは帰ってくる」とかいうものもありませんでした。
 今後のDCですが、予告ではジャスティスリーグが流れました。11月公開です。続いてアクアマンが2018年12月? その前にジャスティスリーグの後編とバットマンが来ると思います。ジャスティスリーグは監督が途中で代わってしまったのでこれまた心配ですね。
 どうなることやら、DCユニバース。