やくもとうずしおをがっつりと

ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

映画鑑賞感想/メランコリック/シークレット・ミッション/バッドガール 最狂の女子高生

メランコリック

2019年 監督:田中征爾

 派手な血みどろはありません。異常なのですが淡々としています。日本ぽい映画だなと思いました。車を発進させることに成功してから家に着くまでの間が少々気になります。あと、車を発進させるときにシートベルトをしていませんでしたよね。後部座席のシートベルトも気になるところです。

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シークレット・ミッション

2014年 監督:チャン・チョルス

 コメディだったのになんという悲しい結末でしょう。コメディなんだから、スパイの皆さんが楽しく生活し続ける物語にすればよかったと思いますが。それにしても南北朝鮮のスパイが主人公になる作品は多数ありますがどいつもこいつもイケメンですなあ。

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バッドガール 最狂の女子高生

2017年 監督:ベン・ブロウダー

 特別な子しか出席できない補習に特別じゃない女子高生が潜入してみた結果たいへんなことになりました。俺たちの戦いはこれからだエンドなのか、それとも続編があるのか、というわけで調べてみましたが続編はなさそうです。俺たちの戦いはまだまだ続くという終わり方のようです。

映画鑑賞感想/CO2/アトラクション 制圧/超感染ファイナルデッド

CO2

2010年 監督:ジョン・デビュー

 B級作品の中でも良さそうだなと思って見ました。吹替なのに演技の下手さがわかるくらいヤバい! 演者の動きが、アメリカのテレビショッピングをものまねしている人のそれです。演出や脚本などもひどいというよりもちょっとだけ映像作品を作ったことのある人が見よう見真似で作ったかのような感じです。エッチぃ場面でなんとなくそんな感じの音楽が流れるのも超笑えました。ひどいZ級ではなくてとにかく下手です。窓から見えるボンベを担いで歩く二人はシュールでした。父親が妻を働かせたくない理由に大爆笑です。あと、車のエンジンがかからない場面がありますが、B映画ではよく見られることですね。でも今回は史上初の納得できる理由です。だって、二酸化炭素が充満してるんだもん。

 いろいろ下手すぎて笑える映画は久々でしたので皆さんもぜひご覧ください。

 

 面白かった、良かった映画のほうが感想短くてクソ映画のほうが感想が長くなるのは本当に申し訳ないです。

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アトラクション 制圧

2017年 監督:フョードル・ブンダルチュク

 ロシアってちゃんと映画が作れますね。めちゃくちゃ馬鹿にしてましたけど。過去には「不思議惑星キン・ザ・ザ」とか「惑星ソラリス」といったちゃんとした映画もありましたが、そのときから進化しているのではないでしょうか。何よりもCG、VFXの技術がすばらしくて、なぜ日本の技術は進化しないのか不思議に思います。モスクワの高層建築を破壊しながら落下する大型宇宙船の映像がよくできています。

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超感染 ファイナルデッド

2018年 監督:スカイ・ワン

 騙されました。みんなが中国語をしゃべってるじゃねえかと思いつつ、結局最後まで見ました。面白くないですが、お暇でしたらご覧ください。

 

映画鑑賞感想/ビッグバグズパニック/極道兵器/バトル・ハザード

ビッグバグズパニック

2009年 監督:カイル・ランキン

 意外とちゃんと見れるB級でした。

 父と確執があって、今まで何も成し遂げなかった男ががんばりました。そんな彼を信じる人もいるってことです。こんな感じの化け物がトイストーリーにいました。

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極道兵器

2011年 監督:坂口拓、山口雄大

 石川賢原作の漫画を実写化です。全編に渡ってささらもさらにしちょりました。こがぁなことをされたらやれんのう。こんなの作品はいい意味でクソばかったれです。史上最強のちんぽはどうかと思いますが。

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バトル・ハザード

2013年 監督:クリストファー・ハットン

 ドルフ・ラングレンがゾンビと戦います。日本製のロボットも出てきます。ゾンビもロボットも出てきて、まあ、なんというか、おとなしめのドルフ・ラングレンでした。

映画鑑賞感想/北斗の拳/この子の七つのお祝いに/悪魔の毒々パーティ

北斗の拳

1986年 監督:芦田豊雄

 テレビシリーズ第1期を全編新作映像で再構築した映画です。ケンシロウの衣装が変更されていて、トキが出てこない、七つの傷をつけられる様子をジャギとラオウが見ているなどの違いもあります。すぐにレイが出てきて牙一族と戦うので時系列がよくわからなくなります。あと、テレビシリーズでは血しぶきなどが白い光になっていましたが今作は露骨です。かなりひでぶです。リンが両手両足で大男の足を受け止めている屈指の名場面もありました。

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この子の七つのお祝いに

1982年 監督:増村保造

 冒頭に出てくる娘の名前をちゃんと聞いていなかったので、そのあと出てくる女性が真犯人だと気づきませんでした。その女性が真犯人だというのは冒頭を見ていなくてもあからさまでしたが。って思うでしょう? ところがどっこいなんですね。

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悪魔の毒々パーティ

2008年 監督:グレッグ・ビショップ

 かえるが好きって珍しい女の子ですね。クソみたいな先生がまさかの展開でした。あと、音楽は人類を救います。

映画鑑賞感想/スターシップトゥルーパーズ レッドプラネット/鬼談百景/復讐するは我にあり

スターシップトゥルーパーズ レッドプラネット

2017年 監督:荒牧伸志、松本勝

 バグが火星にいた理由は明かされないままでした。ダメダメな新兵がちゃんと戦えた理由もわかりません。火星に住んでいた人々は全滅したということでしょうか。次から次へと毎度毎度大勢死にますね。

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鬼談百景

2015年 監督:中村義洋白石晃士安里麻里、岩澤宏樹、大畑創、内藤瑛亮

 小野不由美原作の怪談集から10話を選び、6人の監督が映像化しました。残穢が鬼談百景の100話目にあたるわけですね、なるほど。岩澤さんではなく岩澤監督とお呼びしますが、立派になられましたね。このような映像作品を手掛けていらっしゃるのですから。

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復讐するは我にあり

1979年 監督:今村昌平

 息をするように犯罪を重ねるのでした。実在する連続殺人鬼西口彰をモデルとした小説を原作とする映画です。殺人よりも詐欺を数多くやっていまして、サイコパスの様相でございます。裁判がわずか2年で最高裁まで行っていまして死刑確定からわずか4年で執行です。稀有な例ではありませんか。地裁の判決文に「悪魔の申し子」と書かれています。一応カトリックの家庭で育っているようですが。

映画「砕け散るところを見せてあげる」鑑賞感想

ポスター画像

2021年4月公開

監督、脚本、編集:SABU

原作:竹宮ゆゆこ

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あらすじ:高校3年生の濱田清澄は、高校1年生の蔵本玻璃がいじめられているところを目撃した。母の教育で他人のためにがんばる人間になろうとしていた清澄が彼女を助けようとした。3年生は彼を応援したが1年生の大多数はいじめをやめなかった。しかし、蔵本玻璃はいじめよりもはるかに大きな課題を抱えていた。果たして清澄は彼女を救うことができるのか。

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 原作未読です。

 冒頭数分で耳がないなった。蔵本玻璃の強烈な叫びで鼓膜がやられました。

 脱力して膝から崩れ落ちる人間を100年ぶりに見た気がします。尾崎妹が脱力して膝を突く場面では、頼むから蔵本玻璃のことを理解してやってほしいと願ったわけですが。

 あと、説明セリフが一部ひどかったです。ボートに乗って湖底のスーツケースを探す場面で「ボートに乗って湖底のスーツケースを探す」と独り言を言いました。この説明セリフはアホかな?

 いくつか本作の感想を見ましたがSFでしたというものが散見されました。どこがSFだよ。アホかな? 確かに、劇中でUFOの飛ぶ場面があるのですが、あれはそういう意味じゃないわけですよね。清澄と玻璃の心象風景じゃないですか。なのに、SFとかいう輩が一人二人じゃなかったので、アホかな?

 見る前にその感想文を読んだので、SFなんですか!? と驚きつつ見てみたら全然違うじゃないですか。

 あと、私もアホかなということなんですが、クライマックスはどういう意味なんですか。清澄父が遭遇した事態とまったく同じ事態が清澄にも起きたわけですけども。そのときの停車している車のナンバープレートがまったく同じでした。『諏訪9090』でした。ほぼ同じ状況に遭遇したのではなく、まったく同じ事態です。これは、いったいどういうことなのでしょうか。原作を読まないとわからないやつですね。

 堤真一は、地獄でなぜ悪いなどなど癖のありすぎる強烈なキャラが多くて、今作もかなり怖いキャラです。堤真一ゴルフクラブを振って頭を殴ろうとした場面については、もうすでに2発も喰らって死にかけている頭が3発目を喰らう寸前に動いてゴルフクラブを避けたように見えました。

 スタッフロールの最後が「directed by SABU」でした。SABUの文字がゴシック調の太い白文字でした。どういうつもりでしょうか。どこかのメーカーのロゴっぽいです。

映画「21ブリッジ」鑑賞感想

ポスター画像

2021年4月日本公開

監督:ブライアン・カー

原案:アダム・マービス

脚本:アダム・マービス、マシュー・マイケル・カーナハン

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あらすじ:マンハッタン島で強盗事件が発生した。偶然居合わせた警察官4人が殺されて、急行した警察官も殺害された。警察官の父が殺されたという過去を持つデイビス刑事は現場で相手を射殺することで有名だったが、彼がこの事件の犯人を追う。現場では大量の麻薬も発見されたため麻薬班のフランキー刑事も彼と同行した。果たして、犯人の行方は。

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 犯人が行く先々に警察官が登場して撃ち合いになるので、脚本は馬鹿かな? と思いましたが、実はそうじゃなかったということです。犯人の住所氏名がすぐに明かされたりするのは、そういうことだったわけですね。

 99分の映画ですが、その短さにもかかわらず、次から次へと事態が変化するにもかかわらず、ちょっと長く感じる作品でした。

 最後の銃撃戦も多勢に無勢なのに圧倒的制圧力でした。ちょっと強すぎじゃないでしょうか。それに、首謀者が「そんなものは証拠にならない」と言っていたのに、あっさり解決です。証拠にならないんじゃなかったんですかね。

 地下鉄に乗った場面では、次の駅までやたらと長い乗車時間でした。ニューヨーク地下鉄の駅間距離は東京などと変わらないのになぜあんなに長時間も駅に停まらず走行し続けたのでしょうか。駅を通過する様子もありませんでした。その地下鉄でも、フランキー刑事はいつの間に乗車したのでしょうか。乗る場面はいっさい描かれていませんでした。

 麻薬の重さを劇中でキログラムと言ったりポンドと言ったり、どちらなんですかね。

 NYPD85分署が物語の重要なものになりますけど、他の映画でも85分署を見聞きしたような気がします。検索しましたが、この映画しか引っかかりませんでした。気のせいでしょうか。