2024年2月日本公開
監督:ガイ・リッチー
脚本:ガイ・リッチー、アイバン・アトキンソン、マーン・デイビス
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あらすじ:2018年、アフガニスタンでタリバンの爆弾工場を捜索する部隊を率いる曹長ジョン・キンリーは新たな通訳アーメッドを雇った。爆弾工場を発見したものの、タリバンの部隊に襲撃されてキンリーとアーメッド以外が殺害されてしまった。逃げ出したふたりはタリバンの追撃を交わしきれずにキンリーが重傷を負った。アーメッドは米軍基地までの120キロ、キンリーを手押し車などに乗せてタリバンの監視を避けつつひたすら歩いた。救われたキンリーは帰国したが、アーメッドは現地でタリバンの追撃を逃れ続けていると知った。なんとか救い出せないものかと奮闘するのだが、果たして。
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アーメッドがそこまでがんばった理由が弱いかなと思うのですが、いかがでしょうか。米軍に協力した者には米国へ移住できるビザを手に入れられるのですが、それだけのために命を懸けられるのでしょうか。キンリーを引っ張って120キロという長距離を歩くのです。
ガイ・リッチー監督だからなのか、往年のアクション俳優が主役の映画みたいにキンリーとアーメッドの撃つ弾がタリバン兵に確実に当たります。タリバン側の弾は当たりません。
それ以外は壮絶でございます。
アメリカがめちゃくちゃにしたアフガン、タリバンを捜索する米軍の横柄な態度、彼の国はめちゃくちゃにしたままアフガンから撤退しました。その後アフガンはタリバンに奪還されてしまいました。あーあ、アメリカさん。ベトナムで学習していないのですか、アメリカさん。
アフガンは昔は豊かな国だったのですがね。荒廃させたのはソ連にも責任がありますけど。ひどい話でございます。