2021年5月日本公開
監督、脚本:ガイ・リッチー
原案:ガイ・リッチー、アイバン・アトキンソン、ビル・ブロック
撮影:アラン・スチュワート
音楽:クリストファー・ベンステット
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あらすじ:英国で麻薬王ミッキーが大麻経営を売却して引退する噂が流れた。米国の富豪マシューがミッキーから経営権を譲り受けようとしていたとき、12ある大麻農園のひとつが襲撃された。ミッキーの右腕であるフレッチャーと私立探偵レイの間で交わされる会話を中心に、経営権を巡る闇のやりとりが展開される。
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作中で競走馬が出てくるのでウマ娘好きの皆さんはぜひご覧ください。
レイが語る妄想を映像化していく展開なんですよ。最初のうちはそれを理解できなくてだるいんですが、見終わったときの爽快感はなかなか良かったです。
重要なのはMIRAMAXです。冒頭のMIRAMAXとクライマックスのMIRAMAXがなかなか爽快でした。なるほど、そういうことですかという、すべてがつながる感じがあって、見終わってみると本作をだいぶ気に入りました。
ビッグ・デイヴは悲惨でしたね。ご愁傷さまです。どのようなことになるのかは音だけでお楽しみください。コーチの表情が悲惨さを物語っています。
ニヤニヤできる場面も多いし、笑う場面も多いのです。大麻農園を襲撃した若者の集団がいました。その農園に潜入したところおっさんが大勢出てきて若者たちが大ピンチになったのです……って思うじゃないですか。まさかの展開がそのあと用意されているのでぜひご覧ください。
アマプラかネトフリのどちらかで素人が殴り合う番組があったと思うのですが、それを模したと思われる場面も出てきますし、臭い言い方をすると世相を反映したということでしょうか。
あと、コッポラのカンバセーション…盗聴…をディスっていたりですね。
出てくる人々は皆表情の変化がなくて、ほとんど会話だけで展開されるのですが、終盤の車の中でニヤつくミッキーを見ているとこのために今まで真顔ばっかりだったんだなあと思います。
ぜひ劇場でご覧ください。