2024年2月日本公開
監督、原案、脚本:アリ・アスター
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あらすじ:些細なことを極度に不安がるボーは、実家の母から帰ってくるように言われていたが、性格が災いして自宅を出られなくなった。翌日、母の訃報が伝わるとボーは慌てて帰省しようとしたのだが車に轢かれた上に刺されて数日意識を失っていた。目が覚めると外科医とその妻だという男女の自宅のベッドだった。果たして彼の帰省は成功するのか。
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3時間は長すぎます。2時間くらいは苦痛でした。いろいろわかってくる最後の1時間に至るまで辛かったです。一つ一つの場面が長くて、なんだかダラダラしているように感じられました。
起承転結がわかりやすい構成になっていましたが、私は結に至るまで何が何やらわからない状態でした。どうせまた聖書の引用なんでしょ? とか思いながら見ていました。観終わってみると、彼のお母さんがひたすら怖すぎる内容になっていました。ヒトコワです。
不条理でして、ボーさんが不憫でした。ボーにも何かしらの罪があるのかもしれない、彼が利己的なのかもしれないという疑いは少しありました。でも、観終わってみるとやっぱり彼がかわいそうなだけの作品だと思いました。
でも一番怖かったのはペンキをがぶ飲みする場面かなぁ。あそこだけは見てられなかったです。