やくもとうずしおをがっつりと

ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

只見線復旧区間の旅 前編

↑早朝の小出駅新潟県です。ここから只見線の旅を始めます。

 2022年10月1日、只見線の只見~会津川口が11年ぶりに運転を再開しました。11年前というと2011年なので東日本大震災の年なのですが、その年の7月に福島県は豪雨で甚大な被害を受けまして只見線も流されました。

 この区間の乗らなければ全線完乗とはならないので、このたびやってきたわけです。ただ乗りとおすだけではなく、只見~会津川口の6駅も下車していきます。しかし、この区間は列車の本数が上下合わせて6本しかないので1日のうちに6駅すべて下車するのは無理です。でも、1日のうちに6駅を下車するプランがありますので、そのプランを遂行します。

 6駅とは、会津蒲生・会津塩沢会津大塩会津横田会津越川・本名です。

↑大白川駅。新潟県です。この駅から先が福島県です。

只見駅。ここまで列車に乗って、只見駅からの不通区間代行バス会津川口駅へ向かったのが2022年9月までのお話です。そのときの記事は下記の通りです。

新潟鉄道攻略その2 - やくもとうずしおをがっつりと (hatenablog.com)

会津川口駅。これで鉄道全線を完乗したことになります。でも、今回はこの会津川口駅から引き返します。

会津大塩駅。まずは1駅目です。朝一番の小出方面列車は空席がちらほらありました。地元利用者は5人もいない感じです。ほとんど観光客です。

 駅周辺では10人以上の地元の方が草むしりなどをしていました。その皆さんが手を止めて列車に手を振っていました。列車を降りた私は西に向かって歩いていきます。次の列車まで7時間ありますので観光します。

只見線の線路。どこに線路があるのかわからないくらい草が茂っています。1日3往復しか列車のない区間はこんな状態になってしまうのでした。

↑妖精の里だそうです。

↑まばらな民家、でもどの民家にも湧水がありました。

↑滝沢天然炭酸水、すぐ下。と、書かれています。天然の炭酸水を求めて歩いてきました。会津大塩駅から2.1kmです。

↑滝沢天然炭酸水がこちらです。炭酸水などと言いつつもどうせ大したことないんでしょ、炭酸水かどうかわからない程度の水なんでしょ、と思いつつ飲んでみますと、めっちゃシュワシュワです。何これ、すごい、シュワシュワの炭酸水ですよ。

↑天然の炭酸水を飲んだあとにやってきたのは滝沢炭酸水と会津大塩駅の間にある温泉です。松の湯です。玄関は年がら年中「準備中」の看板がかかっていますが、それを無視して100円以上のお金をお金置き場に置いて勝手に入浴するシステムだそうです。

 でも、私は念のためご主人を探しました。

↑松の湯の裏にある温泉掘削現場です。触れないくらい熱い湯が沸いています。

↑ご主人の犬。

 ご主人に「100円以上払え」と言われたので200円渡して入浴しました。なお、こちらはタオルなどがないので必ず持参してください。建物の中は玄関も脱衣場もかなり汚い状態です。でも! でも! 温泉の泉質はかなり良い感じです。茶色く濁ったお湯はやや熱めでした。

会津大塩駅から1km歩くと滝沢川のおう穴とやらがありました。

↑滝沢川のおう穴とやらを見学してみましょう。

↑写真だとまったく伝わらないですが、かなりの奇岩です。水の流れが岩をなめらかに削っています。ヤスリで丁寧に削ったかのような状態です。これは一見の価値ありです。

↑おう穴という丸い穴がいくつもありますが、写真では伝わらないでしょうね。

↑こちらが穴のひとつを拡大したものです。ぼやけていますね、ごめんなさい。

 皆さんが現地へ行ってその眼で確かめてみてください。

 次回、只見線復旧区間の旅 後編