やくもとうずしおをがっつりと

ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

只見線復旧区間の旅 後編

↑滝沢川のおう穴を見学したあと、道路を歩いているとこんなものを見つけました。熊にやられたのかしら。

会津大塩駅から1kmの大塩天然炭酸水へやってきました。滝沢天然炭酸水とはまた別のものです。

↑滝沢天然炭酸水とは違って整備された場所でした。こちらもかなりシュワシュワでした。

↑大塩天然炭酸水のすぐそばにハーベスという会社がありまして、その会社の前には写真の自動販売機がありました。こちらは炭酸水をペットボトルに詰めて売っている会社なんですね。そういえば滝沢天然炭酸水のそばにもハーベスがありました。

↑1本いただきました。湧水よりもはるかにシュワシュワでした。

↑大塩温泉へやってきました。本日2度目の温泉です。こちらも松の湯と同じく茶色い湯でした。ただし、こちらは脱衣場や湯船のそうじが行き届いていました。この大塩温泉は川面から10メートルくらい崖の上にあるのですが2011年の大雨で大塩温泉も浸水したそうです。

↑大塩温泉の前にある湯前神社。

↑大塩温泉から会津横田駅へ歩いていくとまた妖精の里を見つけました。

 会津横田駅の近くで商店を見つけまして、食べ物を買いました。この日初めての食事です。ちなみに次の列車までまだ2時間あります。

会津横田駅。ここで次の列車を待ちます。

↑さっきの商店で買った馬刺し。会津産だそうです。

↑馬刺しをうまいわ、うまいわ、ヒヒーンと言いながら食っていたらおばあちゃんが近づいてきました。さきほどの商店で買い物をしていた方でした。するとおばあちゃんが笹巻を2個と野菜ジュースを差し出しました。

「何も食べるものがなくて困っているんじゃないかと思って、持ってきた」と会津訛りでおっしゃいました。いやいや、さっきの商店で食べ物をいろいろ買いましたからご心配なく。でも、ありがたくいただきます。

「あと2時間は列車が来ないから待つのがたいへんだろうと思って、持ってきた」と続けておっしゃいました。そんなことは承知の上でございますよ。

「数か月前も福岡から来た若い兄ちゃんにもこうやって笹巻をあげたのよ」とのことです。どこから来たのかと訊かれたので徳島だと答えると言葉を失っていました。福岡には負けますわよ。

「駅で待っている人を見つけると声を掛けたくなるのよ」とのことです。たいへん恐縮でございます。

 それにしても地元の方なのに列車の時間や本数などをよくご存じなんですね。地方ローカル線の時刻などを把握している地元民なんて実は珍しいことですよ。地元民は地元のローカル鉄道を利用しませんからね。どうやら只見線沿線の方々の多くが時刻を把握しているようです。この方は、昼間の1往復が観光客でぎゅうぎゅう詰めの大混雑していることもご存じということで、もっと車両を増やしてほしい、JRはダメだとおっしゃっていました。車両を増やしたらただでさえ大赤字の只見線がますますひどい赤字になるから増やすわけにはいきませんわ。どうかJRの事情も汲んでやってください。

↑笹巻の中はもち米でした。おいしくいただきました。心遣いに感謝です。本当にありがとうございます。

↑立ち入り禁止の待合室。天井が崩れかかっているようです。

会津横田駅から満員列車に乗って、本名駅へやってきました。満員列車にはNPOの案内人も乗車していました。満員列車にはうんざりです。

↑手を振るだけでは只見線の維持にほとんど効果がないと思います。只見線は復旧させずに廃止するべきでした。福島県が莫大な金を掛けて復旧してしまったのでJRは仕方なく運行していますが。

会津蒲生駅本名駅から会津蒲生駅まで乗った列車も満員でした。うんざりです。会津蒲生駅からとなりの会津塩沢駅まで3.2km歩きます。

会津塩沢駅。国道252号をゆっくり歩いてきました。

会津越川駅会津塩沢駅から列車でやってきました。これにて6駅全駅下車でございます。このあと小出駅へ戻りました。

 普段まったく歩かない私はこの日17km歩きました。足が棒です。

 会津大塩駅では私以外に1人下車しましたが、それ以外の駅では私だけでした。観光客は途中駅で下りることなく乗り通してしまいます。乗車もありませんでした。地元への経済効果はありません。