近鉄新祝園駅から大和西大寺駅へ向かいました。西大寺の駅はけっこう広めのエキナカがありますね。
↑ひのとりに乗るためにビスタカーに乗ります。
↑ビスタカーは以前乗ったことがあるのですが、そのときは2階席ではなかったような気がします。あのときは幼い頃でしたからビスタカーの中をうろうろしました。1階席はどんな感じなのか入ってみると5人掛けのソファがある部屋になっていて、客がいたので驚いて逃げ出した覚えがあります。
↑近鉄のWEBから特急の座席を予約できます。2階席の最後部を指定しました。そうすれば気兼ねなく座席を倒すことができますからね。横揺れがひどくてうんざりです。このあと別のビスタカーの2階建ではない車両に乗ったところ横揺れがありませんでした。もう二度とビスタカーの2階席には座りません。
↑ビスタカーになぜおジャ魔女どれみがあるのでしょうか。アニメにビスタカーが登場したことがあるそうです。左下が1階のソファです。
↑大和西大寺から伊勢中川へやってきました。これにはちょっと意味があります。京都から伊勢志摩方面へ向かう特急なのですが、橿原線新ノ口駅から大阪線に入る線路を通って、さらに大阪線をそのまま伊勢中川駅へ入線する線路を走っていくわけです。橿原線から大阪線に入る線路と大阪線から伊勢中川駅へ入る線路を通る列車はまだ乗ったことがありませんでした。そうなるとすべての鉄道を乗ったことになるのか疑わしいわけですね。その疑いを晴らすために大和西大寺から伊勢中川まで直通の列車を選んで乗ったのです。
このあと、ひのとりに乗るため名古屋へ向かいました。
www.youtube.com↑近鉄特急ひのとりの外観はこんな感じです。
↑ひのとりのトイレです。
↑東京の普通電車みたいに画面が大きい! 画面が大きい電車大好き!
↑通常の特急料金に200円を追加したらひのとりに乗ることができます。バックシェルがあるため後ろの客に気兼ねなく座席を倒すことができます。横幅も足元もこれまでの特急とそんなに変わらない気がします。しかし、バックシェルの存在はすばらしいものです。机が分厚いのは少々気になりますが。あと、動く枕がついていないのは残念です。揺れについては通常の特急と変わらない気がします。窓の位置は座席を倒したときにぴったりとなるので倒すこと前提なんですね。
区間によっても異なりますが900円を追加したら先頭車もしくは最後尾車のプレミアムシートに乗ることができます。900円だったら追加しても良かったかなと後悔しました。先頭車のプレミアムシートなら全面展望があるようです。
このときはプレミアムシートがほぼ満席でした。200円追加のレギュラーシートも半分くらいは埋まっています。世界がこの状況なのになかなかやりますね。ただ、ほかの近鉄特急もそれなりに席は埋まっていたのでひのとりに限ったことではないのかもしれません。
のりばも車内も発車するまで皆さんが写真を撮っていました。鉄ヲタみたいなやつは全然いませんでした。それほどひのとりは興味を惹くのでしょう。途中の津駅でもホームで待つ人の視線を集めますし、通過する駅でもゆっくり走っているときはひのとりが見られているのを感じます。
近鉄特急はJR四国特急の近距離区間に比べると割高だと思いました。逆に、JR四国特急の近距離区間が安いというわけです。
自分が乗った列車は名古屋から難波まで2時間8分でしたので名阪特急の最速2時間5分ではありません。とはいえ、速度計測アプリによると60km/h以下で走る区間が多すぎます。名張と桜井の間で一瞬130km/h出たこともありましたが、100以上出ることが少ないですし110km/h以上なんてほぼありません。にもかかわらずなぜJR四国特急しおかぜ/いしづちの表定速度83km/hよりもはるかに速い88.6km/hなのか!!! 納得がいきません。(ちなみに名阪特急の最速は表定速度90です。)
大和八木を通過してから難波に着くまで残り時間25分を切っていたのに河内国分まで60km/hでだらだら走っていました。にもかかわらず定刻の到着です。夢でも見ているのでしょうか。
なぜ60km/hで走ることが多いのかというと前を走る列車を追い抜けないからなのですが、これって、いくつかの途中駅を退避できる構造にすれば近鉄特急はめちゃくちゃ速くなるということですよね。せっかく線形が良いのに普通や急行を追い越せないのは残念です。ところで、近鉄の急行って速いですね。
ああ、でも、速度を落としたり加速したり、その繰り返しが多いけどそのときの揺れが感じられないのはすばらしいですね。西武特急は加減速をめちゃくちゃ繰り返すのですがそのときの揺れがひどくてうんざりでした。
結論としましては、ひのとりはめっちゃ快適です。南海なんばに直結できるので快適です。ひのとりデビューでアーバンライナーが名阪乙特急に回されるのはうれしいですね。近鉄のクソボロ特急車両が名阪特急から駆逐される日も近いでしょう。
近鉄特急ひのとりでした。