やくもとうずしおをがっつりと

「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。

伊豆諸島南部めぐり その2(全9回)

 今回の記事は写真が1枚もありません。ごめんね。

 というわけで、京都駅前を出発した夜行バスは京都東インターから名神高速に入り、新名神を通過していきました。最初の休憩として、土山サービスエリアに停車したのですが、いちいち降りるのがダルいので車内で出発を待ちました。

 この土山サービスエリアで異変がありました。バスのドアが何度も開閉する音が聴こえてきます。そのたびに「発車します」という自動音声が流れました。この自動音声が何度も流されるものですからうるさいのです。どうしたのかな? とはいえ、バスは何事もなく土山サービスエリアを出発しました。東京まで7時間30分、そのうちの1時間が経過しました。

 亀山からなぜか東名阪道へ入ってしまった夜行バスは伊勢湾岸道を走っていきます。

 なぜそれを知っているのかというと、緊張して眠れませんでした。

 バスが京都を出たあとに航空会社のANAからメールが来ました。あんたが明日乗る予定の飛行機は条件付き運航になったよという内容です。

 たしかに、八丈島の天気があまりよろしくありません。風速15メートル前後なのです。でも、小型機じゃないんですよ。ANAB737という中型機ですし、しかも、八丈島の空港は滑走路が東西方向にあり、風向きも西なのです。横風にはならないからきっと飛ぶ! だいたいですね、私は今までの人生において旅で天候に左右されたことなど一度もないのですよ。天候その他の突発的な要因で旅の予定が変更となったことは一度もないのです。とはいえ、条件付き運航か……

 条件付き運航とは、出発してみるけど着陸できずに引き返す可能性もあるというものです。

 そんなこんなで夜行バスは愛知県内の高速道路を走行していきます。新東名に入りまして、乗務員交代のために新城インターから一般道へ出ました。愛知と静岡の県境に近く、愛知側です。

 私もこの新城インターを出たことがあります。そのとき高速バスが次々と出たり入ったりしていて、いったいどうしたというのだろうと思っていたのですが、これで謎が解けました。こんなところで乗務員交代をしていたのですね。ここが京阪神と東京の中間なのです。

 約3時間が経過しました。

 さて、この新城インターを出たところでバスが停まりました。乗務員交代するのだろうなと思っていたら、ドアを何度も開閉する音が聴こえてきて、また「発車します」の自動音声がドアが閉まるたびに流れました。

 それは10分以上続き、揚句の果てにはエンジンが止まって車内が真っ暗になりました。そのあとで運転士の「車内の灯りがすべて消えます」という案内がありました。

 それが何度も繰り返されました。

 20分以上過ぎ、30分が過ぎたあたりで、「バスが動かなくなりました」という衝撃のアナウンスがありました。

 この時点で私は終わりを覚悟しましたよ。

 後続の神戸発東京行夜行バスが私たちを拾って東京へ向かうとのことですが、そのバスはいつやってくるのでしょうか。

 私はバスの外に出てみました。すると、普通の交差点にバスが停まっていることに気づきました。交差点の一部をふさいでいる形になっているではありませんか。

 神戸発東京行のバスがやってきて、私たちは乗り込みました。

 定刻であれば東京着は6:10です。うーん、ギリギリですな。駅の乗換と広大な羽田空港ターミナルビルで走らなければいけないかもしれません。

 さて、このあと寝落ちして、起きたらバスは東京インターを通過したあとでした。

 この時点ですでに6時を過ぎています。定刻より30分遅れでしょうか。もう最悪です。新東名で真夜中の渋滞がありましたからね。

 本来であれば終点の日本橋まで乗る予定だったのですが、それだと間に合わないので池尻大橋バス停で降りました。人生初のUberでタクシーを呼びました。

 運転手さんに「羽田空港第二ターミナルまで、めっちゃ急ぎでお願いします」と伝えました。

 首都高を爆走するタクシー、羽田空港に着いたのは7時ちょうどでした。飛行機出発は7:30です。

 広大なターミナルビルを走って、チェックインカウンターへ行きました。搭乗手続きがギリギリとなってしまいました。すると、ANAの地上スタッフに「次からは余裕を持って来てください」と言われました。このときカッチーン!ときました。

(バスが壊れてギリギリになってしまったけど全力で間に合わせただろうが!)と言いそうになったけど地上スタッフに言ってもしょうがないんです。

 ちなみにANAの搭乗手続きは面倒ですな。JALはかなり簡単でありそもそも搭乗手続き不要で乗ることができるので八丈島以外でANAに乗ることは二度とないでしょう。

 そのあと保安検査を済ませて、広大なターミナルビルの端から端まで駆け抜けました。搭乗口に着いてみるとちょうど機内への案内が始まるところでした。

 次回、八丈島へ飛ぶことができるのだろうか。