やくもとうずしおをがっつりと

ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

映画「響」鑑賞感想


2018年9月公開
監督:月川翔
脚本:西田征史
原作:柳本光晴
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あらすじ:文芸雑誌編集部に応募要項を無視した作品が届いた。わずか15歳の作者を突き止めた編集者の花井は、作品を世に送り出すため奔走するが、その作者は周りの理解が及ばない存在でもあった。
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 原作未読です。
 私も小説で受賞したことがありまして、そもそも小説を書いているというか書いていた身といたしましては、たいへん共感などなどできてしまう部分がありました。
 主人公の鮎喰響については天才なので彼女の作品を応援したいし、作品を守りたいという気持ちが強かったです。世間が彼女のことを悪く扱おうとも私は守りたい、そんな思いを持っていました。
 それに対して、祖父江リカのほうは、大作家の娘という点、鮎喰響に及ばずともプロデビューしている点、容姿端麗という点の3つにカチン!ときました。恵まれた存在の祖父江リカが恨めしいです。
 鮎喰という姓について、きっと誰かが指摘しているでしょうが、徳島に鮎喰川という大きな川があります。読み方も同じあくいなので、すんなり読めました。あゆくいではありません。
 祖父江も愛知の知名ですね。
 青春とマスコミと……響が強いですなあ。勇気をもらいました。私もまた書こうかな、なんて。