やくもとうずしおをがっつりと

目指していた国道完走と鉄道完乗は終わりました。日本のすべての国道を走り、鉄道に乗ったのです。

2013年鑑賞映画感想/トーク・トゥ・ハー/MW-ムウ-/続・激突!カージャック

185.トーク・トゥ・ハー
 2002年スペイン製作。ペドロ・アルモドバルによる監督と脚本。
 病室のベッドで昏睡状態にあるアリシアは看護士ベニグノにより4年間世話されてきた。バレエ・スタジオで踊るアリシアの美しさに魅せられたベニグノは彼女の交通事故以来自ら献身的な看護をし続けてきた。一方、女闘牛士リディアも競技中の事故によって昏睡状態で同じ病院にいた。恋人のマルコは絶望に陥っていたがベニグノと互いの境遇を語り合ううちに厚い友情が生まれた。だがベニグノの妄信的な愛はアリシアを妊娠させてしまう。その後、アリシアは奇跡的に回復してダンス教室へ松葉杖をついて現れた。子供は死産となっている。そのことを知らないままベニグノは自殺した。

 うわあ! 変態だ!
 ベニグノってやつがただの変態にしか見えません。
 あと、途中で挟まれるサイレント映画が気になって仕方ないです。何しろそのサイレント映画は女性の膣内へ小さくなった男が入っていくというお話なのですから。ちなみにこのサイレント映画「縮む恋人」はおそらく「縮みゆく人間」のオマージュで、存在しない映画です。
・・・
186.MW-ムウ-
 2009年日本。手塚治虫原作の漫画「MW」を岩本仁志が監督。主演の2人に玉木宏山田孝之
 政府によって闇に葬られた島民虐殺事件があった。しかし、2人の少年が生き残っている。エリート銀行員の結城(玉木宏)は復讐を誓い、犯行を繰り返す。神父となった賀来(山田孝之)は結城に協力するものの悩む。そんなとき事件の鍵を握るMWを手に入れた結城は世界を滅ぼそうとする。

 手塚原作の今作もやはり映像化に失敗したという評価が多く見られます。ただ、原作をまったく知らないで申し上げるのはかなり危ないと知りつつも申し上げるなら、この程度の内容をなぜもっとちゃんと映像化できなかったのか、ということです。映像にするのが難しい場面があったでしょうか。「どろろ」などの映像化が難しいのはわかりますけど。
 世界がたいへんになるような場面があるわけでもなく、CGでなければ実現できない場面があったわけでもなく、何がダメなんですかね。
 これくらいちゃんと映像化しろよ、と。実写化が難しいならアニメ化でいいと思いますけど。
・・・
187.続・激突!/カージャック
 1974年公開、スティーヴン・スピルバーグ監督。実話に基づく。
 裁判所の命令で養育権を取り上げられた女性が服役中の夫を脱獄させてパトカーを奪い、子供のいるシュガーランドを目指す。

 子供を取り戻したいというこの女性は、狂っています。子供のためにめちゃくちゃしすぎです。ただ、最終的に撃ち殺されたのも警察はやりすぎました。
 この女性と夫はシュガーランドを目指している間に有名人になってしまい、沿道から様々な応援が入ります。この2人を応援してしまう世間も何か狂っているものがあります。
 中古車屋でこの夫婦を殺害しようとした一般市民が一番狂っているでしょうけどね。
 途中から合流しようとする野次馬みたいな警察官も邪魔してしまっただけですし。
 いや、一番おかしいのはこの邦題です。何もかもが狂った映画でした。