やくもとうずしおをがっつりと

ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

映画「GANTZ PERFECT ANSWER」を観てきた(ネタバレあり)

http://gantz-movie.com/perfect-answer/index.html
 毎月1日は映画館での映画が1000円の日です。どこの劇場でもこの割引はやっているのではないでしょうか。今日は日曜日で黄金週間で、さぞかし混雑しているだろうと考えて、シネコン(北島シネマサンシャイン)で観る予定だったので1時間前に着くようにしていました。駐車場の空きを探すのに10分かかりました。立駐の屋上はだいぶ空いてましたけど。
 さて、肝心のこの映画ですが、このシネコンでは最大の席数と思われる部屋での上映でした。満席にはなりませんでしたが、だいたい8割くらいは埋まりました。それで、ひどかったんですよ、マナーが。映画が始まる前に「私、ケータイ開くから」「私、話しかけるから」って事前申告するバカタレがいまして。事前に言えば許されるらしいですよ。始まってみると、本当にケータイを開いて明るくなるし、しゃべるし。しゃべっているのはこいつだけではなくて10人以上はいましたよ。もっといたかな。物音立てる人はいくらでもいるし、2時間ずっとしゃべる男がいるし。本当にひどいです。
 メジャーな映画を観るたびに私はこんな文句を言っていると思います。
 今度こそ映画の感想ですが。まず、アクションがたいへん良かったです。電車内でのアクションと商店街でのアクションのほか合計4カ所でのアクションがありまして最初の電車内が最も良かったです。どの役者もよく動けていたし、ガンカタまで見せてくれました。銃と日本刀の対決など。血が飛び散り、大勢死にます。何より、この製作陣は若い女性にアクションをさせるのが絶対好きですよね? 原作でもそういうのが多かったのでしょうか。良かったですよ、優等生と星人の女性の対決。少女に日本刀もたせると無敵ですよね。燃えたし萌えました。戦った場所が電車内、商店街ということで日本的なところでしたのでそれも良かったです。
 良かったのはここまで。
 商店街では相次ぐ爆破がありました。煙が上がり、瓦礫が飛ぶのですが、煙が消えると激しい爆発だった割に商店街があまり壊れていないのです。違和感がありました。これはGANTZのある部屋での爆破にも同じことが言えます。ビルが吹き飛ぶどころか市街地がなくなるんじゃないかっていうくらいの爆発が起きるのに、意外と壊れてないんですよ。ここでも違和感がありました。
 次に、GANTZに集められた人たちと星人の戦闘、集められた人どうしの戦闘があるのですが。日本刀で胴体を貫かれたりした人や、集められた人たちの所持している強力な銃に撃たれた人がなぜか生きているのです。何で??? 前編のGANTZではほぼ同じ攻撃を受けた人たちが死んでいて戻ってくることがなかったのですが。
 次に、ヒロインのこじまたえなのですが。彼女がGANTZの指定したターゲットとなります。こじまたえを殺害した人には100点をくれて、殺せなかった人からは点数没収とありました。その点数没収に誰も突っ込まないんですよ。これはおかしくないですか。
 星人と主人公たちの問答もくっだらねえ内容でした。戦う理由は何ですかという問答だったのですが。GANTZに無理やり呼び出されてわけもわからず戦わされているのに、こんな問答をされても困りますけど。理由もくそもあるかよ、って感じじゃないんですかね。
 何より、GANTZの正体や目的と星人の存在する理由などが明かされることはなかったです。それくらいは答えを用意してほしかったのですが。まさかこの映画には3作目があるんじゃないかとちょっと不安になりましたよ。原作では明かされたのかな。原作と映画とでは終わり方が違うらしいですが。すみません、原作未読です。
 以上です。