2014年9月公開
監督:大友啓史
脚本:藤井清美、大友啓史
原作:和月伸宏『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』
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海に落ちた薫を助けるため剣心が飛び込んだ。浜辺に打ち上げられた剣心は師匠比古清十郎によって助けられる。薫が生きているのかどうかもわからないまま意識を取り戻した剣心は清十郎に奥義を授けてもらうように頼んだ。
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なんてったってアクションでしょ。そうでしょ。他に何かありますか。
それはさておきアニメや漫画の実写化としては珍しい良作だと思うわけです。
2004年といえばですね、『デビルマン』『CASSHERN』『キューティーハニー』『NIN×NIN忍者ハットリくん』が公開された年なんですよ。
それぞれの映画の製作委員会について、デビルマンとCASSHERNはテレビ朝日、キューティーハニーは日本テレビ、ハットリくんはフジテレビが入っているのです。あと、2014年公開のルパン三世だとTBSです。
たいがいの実写化にテレビ局がかかわっていますね。
ところが、るろ剣の製作委員会にテレビ局が入っていないんですよ。良作にならないわけがないんですよ。いろいろと約束された、運命づけられた作品なんですよ。
配給がワーナーというあたりが最大の勝因でしょうか。ちなみにキューティーハニーもワーナーが関係していますが、あれだって悪い作品ではないでしょう?
おい、CASSHERNの悪口はやめろ!
るろ剣のアニメはフジテレビだったのですが、実写化に関係していないです。世界の亀山モデルにならなくてよかったです。
ただ、今作は、どう考えてもバレバレの砲台建設がなぜかバレていない、師匠のところに剣心がいることがなぜわかったのか、そもそも師匠のところで鍛錬やっている時間が長すぎる、十本刀があっさりなどなど、脚本がよろしくないんですが、アクションがたいへんよろしいし、実写化の成功事例として大切にしたいので、以上です。