http://www.antichrist.jp/
観終わったとき、私の顔は死んでいたと思います。あまりのきつさに口をぽかんと開けて映画館を出てふらふらしていたと思います。
血とかグロさは「冷たい熱帯魚」や「悪魔を見た」のほうがはるかに上なんですけど、アンチクライストは精神的なダメージがでかいです。どういう話かというと、夫婦がSEXに勤しんでいたらお子様が窓から転落して死亡、ショックを受けた母が心の病気になったので、セラピストの父が母を治すために森へ行くというものでした。
森のシーンがね、すんげえきれいなんですけどね、明らかに我々観客の頭をおかしくしてやろうという魂胆みえみえの見せ方なんですよ。魚眼レンズみたいなものを使って森が、うぐぎゃあと動いているように見えて、もう、私の心は緊張しっぱなしでした。緊張を強いられるきつい映画でした。
森での治療の最中、母は実はアレだったことが判明、さらにはあることをやっていたことも発覚します。そこからの話の転落ぶりに、目を背けておりました。冷たい熱帯魚や悪魔を見たより目を背けたと思います。この映画、マジで無理。
私は今回もわざわざ神戸くんだりまで行って鑑賞してきました。映画を観る前に昼飯として三宮センター街の明石焼きを食べたのですが、あっさりした明石焼きで良かったと思います。がっつり重い飯を食っていたら気分悪くなってトイレに逃げていたこと間違いないです。
この映画、ホラーだわ。サイコだわ。
↑明石焼き。たちばなというお店です。隣のお客さん二人連れが、薬味を1皿しかもらえず文句言ったら店員全員が無視してました。なんという殿様商売でしょうか。明石焼きはうまいけどだめでしょう。ちなみに、席に座ったらまず「何人前ですか」という聞き方をされます。