2023年7月公開
演出、構成、ナレーション:中村義洋
撮影:川島周
音響効果、音楽:ボン
編集:石川真吾
演出補:男鹿悠太、木勢まりあ、久木香里奈
演出協力:藤本裕貴
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あらすじ:ほんとにあった!呪いのビデオ96のナレーションを収録していた中村義洋が、たった今収録している映像に何か気づいた。24年前に一般投稿者から届いた映像と似ているというのだ。調べていくうちに妙なことが次々と判明していき、そしてそれはほん呪スタッフ全員を巻き込む衝撃の事態へと発展していく。
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いやー、がんばって観に行って良かったです。めっちゃ面白かったです。
とある場面で(これは劇場の皆さんが笑うに違いない)と思った私はスクリーンから目を離して劇場内を見た瞬間にドッと笑いが起きたときはなんだか幸せでした。心霊映像はみんなで観ると楽しいものですね。劇場の雰囲気もかなり良かったです。
怖いかというと、私の場合はそんなに怖くなかったのですが、探し物が見つかるのか見つからないのかというドキドキ感は最高でした。徐々に解き明かされていく謎も楽しめました。
投稿映像に込められた意味が途中で反転したときは、おいおいおい! と心の中で盛大にツッコミを入れましたし、とにかく楽しい映画でした。
本作では、赤色が重要です。赤色といえば、私は7月に江戸時代の絵師である絵金の祭りに行ってきまして、絵金の絵にも赤が多用されています。魔除けになる色なので絵が重宝されたということで、私個人の祭りに参加した経験も相まってますます映画を楽しむことができました。
長野県F市なんですが、はひふへほで始まる市名が長野県にはないんですよねえ。富士見町や原村や白馬村などはあるんですがねえ。この伏せ方に意味はないということでしょうかねえ。千葉県K市だと木更津と君津がありますけども。
冒頭で一般投稿者が取材に応えている場面は、ちょっとうまい演技をしている感じがあったので残念です。でも、あくまで投稿者ですし、演技ではありませんからね。そこは誤解しないでくださいね。その一般投稿者が住んでいるアパートは真・事故物件の舞台になった建物と同じような気がしますけど、真・事故物件の建物は千葉県木更津市にありまして投稿者の彼が住んでいるのは長野県だったはずですよね。きっと私の気のせいです。