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ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

映画「名探偵コナン 黒鉄の魚影」鑑賞感想

ポスター画像

2023年4月公開

監督:立川譲

脚本:櫻井武晴

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あらすじ:伊豆諸島最大の島である八丈島へ観光旅行にやってきた少年探偵団と博士と毛利親子と鈴木の一行だったが、コナンは偶然白鳥警部の姿を目撃した。知りたがりの彼は白鳥警部の乗っている小型船に潜り込んでしまう。その行先は八丈島近海に建設された監視カメラ映像の施設だった。欧州と日本の監視カメラ映像がすべて集まるその施設で施設職員が誘拐され、さらに灰原も黒の組織に発見されてしまう。この危機にコナンはどうやって立ち向かうのか。

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 コナン初心者ではございますが、たいへん面白かったです。去年の25作目鑑賞前にコナン映画をすべて見ましたけど、そのおかげで楽しめました。コナン映画はほとんど50点前後でひとつだけ70点がありましたが今作は90点という感じです。

 今作は、コナンと灰原の正体を誰が知っているのか知らないのかという点が重要になりますので予習はある程度必要です。黒の組織に潜入している安室も灰原の正体を知らないんですよね。なので、黒の組織で出世したい安室からも狙われているので灰原は本当にかわいそうでギリギリの状況なんですよ。そういうことはyoutubeで予習しておきました。

 去年は私も八丈島へ行っていたので、乗ったことのある客船「橘丸」や八丈富士などが見られたのも映画を楽しめた要因のひとつかもしれません。

 今作は灰原メイン回ということで、これだけは申し上げたい。

 灰原は俺が守る!

 灰原ってやつは守りたくなりますわ。黒の組織から灰原を守りたいです。

 今作は設定や人物の動きに無理がなくてツッコミどころもないし、常にハラハラドキドキさせられます。

 黒田とかいう警察のおっさんがいいところを見せていました。見せた上で助言もしていました。黒田はこういうことをやるやつなんですね。

 唯一のツッコミどころとしては、博士の車をどうやって八丈島に運んだのかという点です。八丈島と東京を結ぶ東海汽船の橘丸は今作でも彼らが乗ってきた船ですが、車は乗せられない客船です。カーフェリーではありません。コンテナに車を梱包して客船とは別の貨物船で運ばなければならないのです。沖縄奄美航路の客船ならカーフェリーだから車もいっしょに運ぶのですがねえ。

 もうひとつツッコミを入れるとしたら金持ちの鈴木が旅費を出したはずですけど、だったら八丈島まで飛行機で飛んだらいいじゃんという点です。絵的に飛行機はつまらんから船にしたのでしょうけどね。八丈島羽田空港から1日5往復ほどANAの便が飛んでいますから飛行機もかなり便利ですけどね。作中で八丈島空港の場面もありました。搭乗カウンターなどがまさにそのままでした。

 八丈島は温泉などもあるし、楽しい島なので東京民は遊びに行ったほうがいいですよ。日帰りも簡単です。八丈島名物といえば作中で食べていた明日葉です。