2021年7月日本公開
監督、脚本:イ・ヨンジュ
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あらすじ:余命わずかなギホンは永遠の命を持って生まれたクローン人間ソボクの護衛をすることになった。ソボクの生み出すiPS細胞により自分が助かるかもしれないからだ。だが、白人や黒人で構成された部隊に襲撃され、ギホンを雇ったアン部長がソボク殺害を企てていることを知る。ギホンの過去、ソボク自身の目的、ソボクを生み出した研究所の狙い、アン部長が殺害しようとする理由、それらが絡み合っていく。
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永遠の命。たいへん興味深い主題ですな。この映画は、どんな答えを提示しているのでしょうか、といったところです。
最近、邦画でもArcが公開されたばかりです。終始落ち着いた雰囲気のArcと血みどろの戦いが繰り広げられるソボクは対照的でした。しかし、永遠の命を得られるとわかった人類は、いったいどこへ向かうのか、どちらも似たような答えを出していました。
個人的には死にたくないですが、ソボクの場合は関係する人物がなかなかのドクズでした。新感染の社長みたいなやつが出てきます。こんな奴に永遠の命を得られる技術を渡してはいけません。
アン部長の言うこともごもっともなんですが、やり方が手荒いのは勘弁です。
人類に明るい未来がありますように。
ところで、ここからはソボクと関係のない話です。映画本編が始まる前の鑑賞中の注意を促す映像があるわけですが。イオンシネマはそれがないですよね。でも、高松のソレイユでは不思議なキャラによる「携帯電話の禁止」「飲食時の雑音禁止」「前の席を蹴るのも禁止」などは観ていて面白いなと思うわけです。
そのソレイユで流れる禁止事項映像で「前の席を蹴るのも禁止」に出てくる2羽のキツツキはあのあとどうなったのでしょうか。喰われてしまったのでしょうか。その前に流れるおしゃべり禁止の漫才をやってるコンビはちょっとクスッとなります。
あと、他の映画館で面白い禁止事項映像といえば、TOHOの赤い唇のバケモンです。
どの映画館だったか忘れましたが、操り人形による禁止事項映像もありました。
禁止事項映像は映画館によって味があるので行ったことのない映画館でこれを見るのは楽しみです。
映画を見ているときビニル袋をくしゃくしゃと音を立てながら触る奴、ほんとに、マジでどうしてやろうかなと思うわけですが。映画館に金だけ払って出ていってほしいと願う今日この頃です。