やくもとうずしおをがっつりと

ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

映画「アド・アストラ」鑑賞感想(ネタバレあり)

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2019年9月公開
監督:ジェームズ・グレイ
脚本:ジェームズ・グレイ、イーサン・グロス
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あらすじ:近未来、海王星で消息を絶った父親の船が原因で未曾有の災害が起きようとしていた。凄腕の宇宙飛行士となった息子のロイは災害を止めるべく、海王星へ向かう。
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またやりやがった!
父親の宇宙船は反物質のエンジンなのですが、そのエンジンが不調で地球がサージと呼ばれるものに襲われることとなりました。それを解決するためにブラッドピットが飛び立つわけです。それでですよ、どのように解決したのかというとエンジンを積んだ宇宙船を核爆弾で吹き飛ばすのでした。
は?って感じです。ハリウッドはまた核爆弾で解決です。
もしかしたらサージは父親が原因なんじゃないかと思われたわけですけど、だからこそ息子が海王星へ向かうのですけど、父親と少ししゃべっていっしょに地球へ帰ろうとして、そのあとは粛々と核爆弾の設置と起爆の操作です。ほかにもっと解決する方法はなかったのかなと思うわけです。核爆弾で吹き飛ばすだけなら息子ではなくてほかの宇宙飛行士でもよかったでしょう。この息子だって宇宙軍の上層部から信頼されていなかったじゃないですか。やっぱり息子を海王星に送るのはやめたと判断してそのあと海王星行宇宙船を息子に奪われた上層部はバカなの?
そもそも地球外の知的生命を探しに行った父親が海王星まで来たところで、知的生命はいなかったとショックを受けていましたけど、太陽系におるわけないやん!たかが太陽系の一部を調べたくらいでショック受けるとかやめてほしいんですけど。天の川銀河ぜんぶ調べてからショック受けてほしいんですけど。
なんか、本作はモノリスの出てこない2001年宇宙の旅っぽいです。反乱の起きる船内とそれへの対処、本作の雰囲気も2001年っぽいです。はい、本作はエイリアンが出てきません。
宇宙に出ていったブラッドピットを地球で待っていたのがリブタイラーだったのは笑ってしまいました。
月へ向かう旅客宇宙船で枕を使おうとしたら125ドルなのはめっちゃリアルですね。宇宙船内で筋肉の衰えを防ぐためにやっていたこともリアルです。
というわけで、地球人類は孤独ではありません。っていう話ですよね、結末はそういう意味ですよね。違いました?