2023年5月日本公開
監督、脚本:スコット・ベック、ブライアン・ウッズ
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あらすじ:地球とは異なる星で暮らす彼らは高度な文明を持っている。多くの星を探査してきた彼らはまた新たな星を調べて宇宙を旅しているところだった。そんなとき未知の小惑星帯と衝突したためにとある星へ不時着した。操縦士のミルズはすべての乗員が死んだことで途方に暮れていたが、たったひとりの生き残りを見つけた。言葉が通じないものの、乗員名簿からコアという名前の少女だということを知る。ミルズとコアはこの星を脱出するために15km離れたところに落ちている救命艇へ向かうことにした。しかし、その15kmは苦難の道のりだった。この星は恐竜が跋扈する時代の地球だったのだ。果たして、ふたりは生還できるのか。
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この映画はどのように見ればいいのでしょうか。何がしたいのでしょうか。ミルズとコアの言語が異なっていて意思疎通を困難にした設定に何の意味があるのでしょうか。意思疎通ができれば15kmの道のりはかなり楽になったような気がします。
6500万年前の地球で異星人にサバイバルさせてみたわけですが、なかなかたいへんでございますね。
ミルズは自分の言語をまくし立てるばかりで、コアはミルズの言葉を理解しようとしています。ミルズはコアの言葉を学ぼうとはしません。英語圏の人間はこんな奴ばかりなのだろうかと思えて不快です。
さて、エンドロールではふたりが脱出したあとの地球を映し出していました。どうやらミルズたちの墜落した宇宙船をきっかけにこの地球は我々の知る歴史とは異なる文明が発達を遂げたようです。そちらのほうが気になります。もうひとつ気になるのは、作中でまったく触れられなかったミルズとコアが生活していた文明です。ふたりはそれぞれ異なる民族、生活圏に所属しているようですから、作中にはない裏設定が気になります。