やくもとうずしおをがっつりと

ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

映画「メッセージ」(字幕2D)鑑賞感想


2017年5月公開
監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
脚本:エリック・ハイセラー
原作:テッド・チャンあなたの人生の物語
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あらすじ:謎の巨大物体が世界の12か所に出現した。そのひとつは米国にも現れた。言語学者のルイーズはウェバー大佐に調査を依頼され最初は興味から協力を申し出る。数学者のイアンといっしょに物体に入ってエイリアンと接触しようとする。巨大物体が出現した目的とは何か。
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 自宅から高速道路などで2時間のところの映画館まで行ってきました。地元のイオンシネマシネマサンシャインのどちらかにやってほしい映画なのにどちらも上映しないなんて、何やってるんですか。
 毎度のことながら原作未読です。そもそも原作があったことすらエンドロールで知りました。申し訳ございません。
 幼い頃はよくばかうけを食べていました。でも、もう何年も食べていません。それよりもエイリアンがどんな姿をしているのか、そっちのほうが気になっていました。あの姿は正直キモいです。焼いてよし、煮てよし、刺身でもよいでしょう。
 さて、12か所ということで、地球の12の国がそれぞれ調べていくことになります。地球人類は試されているかのようであり、12か国どうしの駆け引きやら何やらがあって、果たして地球人類は団結できるのかという物語でもあるわけですね。
 結論からいくと、奇跡があれば地球人類は団結しますということですね。奇跡がなければ協力なんかしないし、ID4みたいに徹底的に追い込まれないと手を取り合わないのです。
 ルイーズがとある能力を手に入れるのですが、私はその手に入れていく過程が???でした。サピア=ウォーフの仮説ってやつのようです。劇中でも言及されます。その力を武器として使ったというか、使うことができているのはわかるけど、なぜどうやってその武器を手に入れることができたのか、わかりません。入手方法がわからないばっかりに、そればかりに気を取られて、終盤のとある電話にはあまり感動しなかったです。
 ただ、それ以外にも宇宙船の数が12なのにそのことにも早く気づくべきだったのではないかとか、何だか、劇中の人類は頭悪い連中だなと思ってしまいました。気づかないものなのでしょうか。最初の段階でルイーズが提案したやりとりの方法もそうです。ルイーズの前任者がなぜその方法を使わなかったのでしょう。
 あと、劇中の音楽ですが、宇宙船が発している音なのか、映画の音楽なのかわからないときがあります。おそらく船はほとんど音を発していないはずですが。それと、最後の東京上空に出現している宇宙船の映像がありましたけど、おかしいでしょう。日本の場合は北海道に出現したはずなのになぜ東京上空なのでしょう、人民解放軍が米軍みたいな空母を持っているのもおかしな話です。ジャンプ台のない空母を中国が保有しているなんて。このように文句ばかりの私は、注目度の高い映画を理解できなかったのでイライラしているのであります。悔しいです。
 この映画は何度も繰り返して観ても楽しい映画でしょうね。
 それにしてもフォレスト・ウィテカーの右目が気になります。右目だけいつも調子が悪いです。なんとかならないものでしょうか。