2017年6月公開
監督:ジェームズ・マンゴールド
脚本:マイケル・グリーン、スコット・フランク、ジェームズ・マンゴールド
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あらすじ:2029年、25年間新しいミュータントが生まれなかった。ローガンは老いた姿で、認知症のチャールズを世話している。そんなときローラという少女をカナダまで連れていってほしいと依頼を受ける。少女はローガンの遺伝子を投入されてローガンと同じ能力を持っているようだった。少女とともに追われる身となったローガンはチャールズもいっしょに逃避行の旅へと出る。
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事前に知り合いからたいへんよろしくない評価を聴いていました。ああそうなんだ、駄作なんだと思い、観るのもやめようかなとまで思いつつも6月4日に鑑賞しました。鑑賞からだいぶ日が経ってしまいましたよ。
Xメンはだいたい駄作で、ファーストジェネレーションしか良作がないんじゃないでしょうか。そんなものだからローガンもダメなんだろうなと思ったら、あれ?
そんなことないですよ、これ。面白いですよ。そう思った私がおかしいのかなと周りの様子をうかがっていると、身の周りもそれなりの高い評価ですね。安心しました。
確かにローラの成長におかしいところはあります。一言もしゃべらず、人としての心とかが無さそうで社会のルールも知りません。店でお菓子を盗むし、それを止めた店員を殺そうとするし。そんなローラがローガンと過ごすうちに少しずつ成長していくのかなと思いきやある日突然しゃべりだして社会のルールにも適応してしまうじゃないですか。
あと、ローガンが老いている理由とは何なのでしょう。彼らを追う組織によって老いた姿になってしまったようですが、はっきりとさせるような要因は語られませんでした。チャールズに起きたこともよくわかりません。
以上の2点は不満があります。ただ、全体的に血みどろのさすがR15指定のグロいアクション満載で、何よりローラという少女にまでグロいアクションをさせてしまいました。もはやどうにでもなれというような、どうせ最後だし好きなようにやってやるという内容でした。アメリカはけっこう表現にうるさいところもありますが、少女にグロをやらせるのはかなりがんばったのではないかなと思います。
上映時間が長くてもっと削る部分はあるでしょうが、なかなか良い最後です。
フューチャー&パストやアポカリプスなどとの時系列が気になるところではありますが、とにかくローガンとチャールズはお疲れ様でした。ローラはX-23ということで、また23ですか。