2017年3月公開
監督:バリー・ジェンキンス
原作、原案:タレル・アルヴィン・マクレイニー
・・・
あらすじ:いじめられているシャロンは薬物売人のフアンに助けられた。フアンは同居しているテレサに会わせて、心を閉ざすシャロンに一夜の宿を提供した。そんなシャロンが成長していき、薬物に溺れる彼の母との生活が続く中、事件は起きる。
・・・
このシャロンが出されたごはんを食べる場面に注目です。食べている様子を見ていると、おいしいはずのごはんがまずそうなんですよ。テレサの作ったごはんすらまずそうです。日々の食事がどれもこれもまずそうです。そして、大人になったシャロンが食べる某ごはんがとても残念なことになります。
クライマックスのごはんは、某氏がものすごくがんばって自信満々に出したものなのに、それすらまずそうでした。
これらの食事がこの映画のすべてを物語っています。フード理論をもとに考えるとシャロンは根っからの悪ということになってしまうのでしょうか。フアンと出会った時点でシャロンはもう既にねじ曲がっていたのかもしれません。
フアンがシャロンを助けてくれる、強くしてくれると思っていたのも束の間でした。誰か、シャロンを助けてあげてください。