やくもとうずしおをがっつりと

ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

2013年鑑賞映画作品/49・50・51感想

49.悪魔のような女(1996年)
 監督はジェレマイア・S・チェチック。ミア(イザベル・アジャーニ)は学校の理事長をやっているガイ(チャズ・パルミンテリ)からDVなどを受けていた。そこで、ガイの愛人:ニコール(シャロン・ストーン)と共謀してガイを殺害する。しかし、その後状況が激変していく。
 55年に製作されたフランス映画のリメイクですね。知りませんでした。だから、あれほど観る前に調べろと言ったのに。すみません。
 作中に「バージニア・ウルフなんかこわくない」を登場人物がTVで観ている場面がありました。笑ってしまいました。
 なんか、シャロン・ストーンを観たのがめちゃくちゃ久しぶりのような気がします。
 人物が皆オーバーアクトで、犬がしょんべんを足にかけるなどの演出があり、なんだかおかしな映画です。
 ちなみに、この作品でシャロン・ストーンは、ゴールデンラズベリー賞新人賞にノミネートされています。
 おそらく55年のフランス製がおすすめです。

50.インファナル・アフェア
 2002年の香港映画。監督はアンドリュー・ラウアラン・マック。潜入捜査官としてマフィアに入り込むヤン(トニー・レオン)と、そのマフィアから警察に潜入するラウ(アンディ・ラウ)の物語。
 この作品を米国がリメイクした『ディパーテッド』よりこっちのほうが好きです。舞台が香港というだけで自然とテンションが上がります。そのことに理由はありません。
 警察学校時代の2人について。ヤンとラウですが、どっちがどっちなのかわかりませんでした。すみません。
 さて、ネタバレです。ラウが生き残り、しかも、これからも警察官を続けていくようです。それが許せなくて許せなくて。ヤンの人生を返せ!

51.ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ完全版
 1984年のアメリカ・イタリア合作ギャング映画。セルジオ・レオーネ監督・脚本。禁酒法時代にニューヨークのユダヤ人ゲットーで育った2人のギャングの生涯を描いたレオーネの遺作。
 初回劇場公開のとき、この作品は144分で上映されています。ところが、酷評されました。それは制作会社側の不手際だったのです。
 その後、229分の完全版が出ることとなりました。
 レンタルビデオでの鑑賞です。2枚組でした。
 まず思ったのは、年齢を重ねていくヌードルスロバート・デ・ニーロ)の変化がよくできていることです。若いデ・ニーロがだんだん老けていく様はなかなかの見ものでした。実は、背景の橋も変わっていますね。
 歴史の変わり目で悪業も移り変わるというものです。それにしても、悪い道にいけば、最後は何もいいことないあたり、『スカーフェイス』やその他諸々と同じです。何もいいことなんてないのです。悪銭、身につかず。
 やっぱり、悪いことはしたらあかんのですわ。