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ここ最近、仕事がうまくいってなかったので少々病んでいました。そんなときにこの映画を観てしまったことでますます鬱になってしまいました。この映画は最悪の鬱映画です。いや、作品として面白いか面白くないかで言えば面白いのですが。
園子温監督の作品をまさか徳島で観ることができるようになるなんて、だいぶ期待していました。ところが、私は闇の底へ突き落されたのです。
古谷実の漫画ですね。稲中卓球部やグリーンヒルを読んだことはありますが、ヒミズは読んでいません。でも、映画と原作はちょっと違うみたいです。映画撮影直前に東日本大震災が発生、そこから台本を大幅に変えたようです。なるほどね、映画が始まったとき津波で徹底的に破壊された町の場面だったのでね、おかしいなと思いましたよ。
まさかこんな鬱映画だとは思っていませんでした。津波で破壊された町を見せられたとき私の脳内で激しい警報音が鳴りましたよ。「この映画はヤバいぞ」って。
話が進むにつれて、私は頭を抱えるようになりました。いつの間にか、早く映画が終わることを祈るようになっていました。胃がグルグルと痛みはじめたほどです。ゲロを吐きそうでした。それくらい私はこの映画にやられてしまいました。
映画が終わったとき、1時間近くかかる帰り道を無事に帰ることができるのか自信がありませんでした。どうにかこうにか帰宅できましたけど。
精神状態が良くないときに観る映画ではありません。園子温監督め、よくもやってくれましたね。もしくは原作を書いた古谷実め。もう本当にたまりません。
