やくもとうずしおをがっつりと

ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

2011東京をがっつりと

 2011年12月3日。
 東京へ行ってきました。
 目的は、この日の夜にある東京ドームでのライブです。
 水樹奈々のライブがあるわけですよ。
 さて、3日朝6時20分、徳島阿波おどり空港に着いたところからお話を始めます。
 空港の駐車場に駐車しました。雨が降っております。でも、傘なんて荷物になるだけだしいらねえよと思って車に置いてきました。
 ターミナルビルと車の間を2往復しつつ、搭乗手続きを済ませました。楽天トラベルで飛行機とホテルのセットを購入しておきました。
 ところで、出発前日になって衝撃的なことが判明しました。WEB上で飛行機ホテルセットを購入したのですが、お客様控えとやらをプリントアウトしないと飛行機には絶対に乗せないよってメールに書いてあるんです。
 やっべえ!どうしよう!プリンタなんて持ってねえよ、とかなり焦りましたが、どうにかこうにかプリントアウトできたのでした。
 プリントアウトした紙は空港のカウンターでチケットに生まれかわるのかと思いきや、このペラペラの紙そのものがチケットになってしまうんですね。ものすごく重要なんですね。こわいわー。

 空港の出発待合室に行ってみると、待っている人たちは、高貴な方々ばかりなんですよ。きれいなスーツとかそんな人たちばかりなんですよ。うわあ、俺って場違いだなあと思いました。しばらく飛行機に乗ってなかったからなあ。それにしてもここまで高貴な空気に包まれるとは思いませんでした。
 さあ、機内に案内されました。座った位置は、主翼よりやや後方の通路側。
 機種はB737-800です。日本航空
 満席。
 私は、ケータイの電源を切ろうとしない乗客にイライラしつつエンジンがうなりを上げるのを待ちました。
 滑走路に出た機は一気に加速、ふわりと上がりました。放送では、揺れるよと脅されていたましたが、やはりすぐに揺れ始めました。外は雨。
 雲の中を飛んでいるので外は何も見えず。
 けっこう強い揺れでした。
 飲み物のサービスはすぐに終わってしまい、降下を開始。
 揺れはひどくなりました。
 すると隣の乗客がゲロ袋を取り出したのです!
 おい、ちょっと待て! 羽田はもうすぐだ! 我慢しろ! 耐えろ! もう少しの辛抱だ!
 私は脳内で必死に応援していました。
 隣が「もうあかん」とつぶやいたときはさすがにもうだめかと思いましたよ。ゲロ袋の封を開けていましたし。
 機は着陸、逆噴射を開始。
 このとき私は(よくがんばった!)と脳内で拍手喝采でした。ゲロを吐かずに済んだのですから。
 肩掛けかばん一つで上京している私は機を降りると一気に京急乗り場を目指しました。大丈夫、品川までの切符を徳島空港で購入済みです。
 羽田空港から京急品川まで急行で、車内では寝てしまいました。隣の方に寄りかかっていたような気がします。ちなみに電車は京成でした。
 さて、品川駅に着いた私は最初の目的地品川プリンスホテルを目指しました。強い雨が降っていたので濡れてしまいましたよ。
 ホテルの前では白人がたばこを吸っていて、生でこんな光景を見たのは初めてかもしれません。
 品川プリンスホテルには映画館があって、そこで映画マネーボールを観るつもりでした。
 1800円で観れるものと思い込んでいたらなんと!2500円!
 しかたなく払って、劇場内に入ってみると、それはそれは豪華なシートが並んでいました。
 わざわざ東京まで来て、徳島でも観れるマネーボールを2500円払ってゆったり気分で鑑賞したのでした。
 東京でしか観れない映画を観たかったのですが、どうしても時間の都合が合わずマネーボールを観たのです。
 映画を観終わり、品川から山手線と中央総武線で高円寺へ。
 高円寺では前日に同僚から教えてもらった飲み屋へ行ったのでした。
 時間は13時くらい。真昼間です。
 高円寺駅前のYONTYOUMEカフェというところです。

 カシスを4杯いただきました。実は朝から何も食べていなかったので1杯目でだいぶ酔いがまわりました。
 リキュールとオレンジなどを選ぶことのできるメニューだったので、紅茶と何かを合わせてみたいなと思いまして。
 iPhoneで紅茶に合うものを調べてみるとペルノというものがあるらしいですね。というわけで、紅茶ペルノとやらを飲んでみました。これがまた苦いのなんのって! 飲みほすのに時間がかかりましたよ。
 最後はカシス紅茶。カシス紅茶はものすごく飲みやすかったです。
 飯はナチョスとかタコスとかメキシコぽいものを注文しました。うまかったです。
 同僚はこの店で離婚の話をしたらしいです。どの席に座っていたのかな、としみじみ思いを馳せつつ酒をかっ食らいましたとさ。
 千鳥足で、店の前からタクシーに乗りました。ここから次の目的地中野ブロードウェイまで1メータで行けると聞いたので。全然1メータじゃなかったですけどねっ!
 俺を田舎もんだと思ったのかわけのわからん住宅地を走りやがって。

 中野ブロードウェイでは千鳥足で、ディープな世界を堪能しました。頭が痛かったです。
 東京みやげをここで探そうとしたのですが、見つけられませんでした。岩手フェアみたいなことをやっていたので、岩手みやげにしようかと思いましたが、結局何も買わず。
 中野駅から地下鉄で最大にして最高の、そして最終の目的地東京ドームを目指しました。飯田橋駅ではものすごく長い地下通路を通って乗り換えたような気がします。駅には大量の傘の忘れ物がありました。
 後楽園駅で降りたのですが、この駅、やけに深くないですか?
 さて、改札口を出るとそこには、明らかにライブ目的の方々が大勢いらっしゃるではありませんか。こいつらを見た瞬間、私は一気にボルテージが上がりました。うおっしゃあ!って感じです。
 地上に出るとそこには東京ドーム。
 ついに来たぜ! 東京ドーム!
 しょぼい写真でごめんなさい。全体像は撮影できませんでした。

 向かうはアリーナ席。チケットの入った手紙が送られてきたとき、開封するのにものすごく緊張しましたよ。アリーナ席の、アルファベットと数字の組み合わせから想像する席の位置がかなりの良席だったのですからその喜びは幾ばくだったか!
 ドーム内の柔らかい床を踏んだときのテンションはなかなかのものでしたよ。
 その席を見つけたときの喜びは幾ばくか!
 だって、目の前に明らかにゴンドラが通過していくレールが敷かれているんですよ。
 のどが渇いていたので、売り子から飲み物を買いました。とてもかわいい女の子だったのですが、「ここ、すっごい良い席ですよね」「ゴンドラが来るらしいですよ」「楽しんでくださいね」って話しかけられて。めっちゃうれしかったですw
ここ、マジで良席ですわ。
 左隣の人からも話しかけられました。
「ジャンプしたときぶつかるかもしれませんけどそのときはごめんなさいね」って。いえいえ、こちらこそですよ!お互い様ですよ!
 どこから来たのか、と聞かれたし、明日も来るのかと聞かれました。私は今日だけなのです、残念!
「1曲目は何でしょうね」と聞かれました。彼は「アオイイロじゃないでしょうかね」と言ってましたが、「城をモチーフにした曲かもしれませんよ」と言ってみました。「LIVE CASTLEですからね」と言うと「ジャスティス」と聞き間違えられてしまいました。「ああ、ジャスティスですか。それもあるかもしれませんね」って。いや、ないな。それはない。
 そして、開演!
 結果的に右腕は筋肉痛になりました。
 今までのライブは、サイリウムやペンライトを持っていない人ってけっこう多かったんですが。今回は何も持っていない人がまったくいませんでした。どうしよう、手ぶらは俺だけだよ。だいぶ焦りました。
 ドーム内は本当に見渡す限り満席に見えたので、うれしかったです。
 水樹奈々の腹筋が割れているのが確認できました。
 ホワイトライオンにまたがった水樹奈々の生足を真下から拝めました。このときはパンツを見るのに必死でした。
 ブラひもが切れてましたよね。あれは良かったな。こういうハプニングはほしいですな。
 東京ドームって西武ドームより音がいいけど、やっぱりホールにはかなわないですね。アンコールの声がなかなか合わなかったですし。でも、最後の「なーな!」だけはしっかりと合っていたと思います。
 炎が出たときは熱さを感じたし、本当に良席です。
 ところで、今までのライブでは、終わったあと「終わってしまった、これからどうすりゃいいんだ」という感じでした。横浜アリーナのときなんか帰りの電車で終わった辛さに耐えられず泣いてましたから。
 でも、今回は「あー、楽しかった」でした。すがすがしい終わり方でした。
 ただ、奈々が泣いたときはこっちもだいぶグッときました。
 ドームを出るとき、強風がありました。ドームの中から外に向かって強烈な風が吹きました。東京ドームではよくあることらしいですね。
 *
 ドームから蒲田のホテルまではまっすぐ帰りました。へとへとだったし、翌日は仕事ですから。
 翌朝、ホテルから京急蒲田まで道を間違える失態をやらかしつつ、羽田空港に着きました。
 空港からは国際線ターミナル越しに富士山がめっちゃきれいに見えましたよ。ものすごく美しかったです。機内からも富士山と日本アルプスがはっきりと見えましたし。
 横須賀上空では空母も見えました。
 帰りの機種はB767-300で、知事が乗っていました。乗務員の制服が往きと帰りで違っていたのはなぜでしょう。
 また、ライブに行けることを願いつつ、お読みくださりありがとうございました。