やくもとうずしおをがっつりと

ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

映画「恋の罪」を見てきた感想

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恋の罪―愛にさまよう女たち (リンダブックス)

恋の罪―愛にさまよう女たち (リンダブックス)

 みんな大好き園子温監督最新作ですな。私はこの監督にすっかりはまっているかもしれません。この監督さんは毎度やっちゃってくれますなあ。
 面白かったです。笑えます。感想は以上です、と言いたいところです。あまり語ることが思いつきませんわ。なんか、もう、私は、面白かったけど「ええと、どうしようかな」という感じでしたし。
 観終わって劇場を出た私は街行く女性がみんなビッチに見えてしまいました。私は危機的状況に陥っています。作中では男だって似たようなもんだったんですがねえ。
 水野美紀はじめ、女優がアンダーヘア丸出しでございます。初心な私には少々きつかったでございます。ウソです、ごめんなさい。ちなみにそういうものが丸出しですから、18禁です。
 まあ、面白いとは申しましたが。映像やセリフが面白いのであって、脚本はいまいちかもしれません。
 とにかく、内容がぶっ飛んでいますから。清楚で本当にピュアだった女性がずぶずぶと売春にはまっていく過程で、いきなり見知らぬ男性をつかまえてセックスをしたります。それはありえねえわ、と思います。ただ、それはそれでまた面白いわけです。
 リアルなんて追及していないのかもしれません。
 今年の初めごろに見た園子温監督の「冷たい熱帯魚」との比較も楽しいですな。
 主人公を罵倒するでんでんが演じるおっさんみたいなキャラがいて、主人公はあたふたするばかり。おっさんじゃなくて女性ですけど。
 だんだんキャラたちが本性をあらわにしていく過程もありますし。
 グロさについてはそれほどではありませんが、今回は思いきりエロってことで。
 今回は脚本はいまいちで、セリフと映像を楽しむということでよろしいのではないでしょうか。それぞれのキャラたちの本性に注目です。