- 作者: 犬村小六,森沢晴行
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2008/02/20
- メディア: 文庫
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正直なところ、原作の内容をほとんど忘れてしまっていました。クライマックスなんて、「たしか、主人公は迎えに来た艦から攻撃されたはず」というありもしない記憶とごっちゃになって混乱する始末です。まあ、たぶん原作に忠実な内容となっていました。
さて、映画の感想ですが。
まず、絵はいまいちですな。京都アニメーションとか、さらにはピクサーに比べるとだいぶ見劣りします。
この作品は、主人公とヒロインが二人きりでひたすら逃げるという内容なので派手な場面は無いです。とはいえ、敵艦隊に3度発見されるのですが、そのたびに同じような展開の繰り返しでした。具体的にどうすればいいかわかりませんが、何かしら目新しいものがほしかったです。それにしても、みんな、「震電」が好きですなあ。まあ、私も好きですけどね! エンテ式がかっこ良すぎますけどね。
作戦前にみんなで酒場に集まって騒いでいますが、あれも情報漏えいにつながるからやっちゃいけないでしょうに。出発時の機体に荷物を載せる載せないで揉めたときも、ファナの命を守るためだから頑なに載せませんとはねのけるべきでしょう。そこも司令部がしっかりと注意を払っておくべきところでした。こういう細かいところを突けばかなり挙げ足取りにつながる恐れがあると思います。
あとは、大瀑布がなぜあるのか、エネルギーはなんと海水から抽出する水素とか、説明がなくて、この世界の説明は欲しかったなあと思います。
主人公シャルルとファナの声優が合ってないと思います。失敗したジブリみたいになっていますよ。
最後に、ファナはかわいいです。性格と見た目ね。あれで声が合っていればなあ。こういうキャラは本当に好みですよ。ファナの飛行服?もかっこいいですし。
あんな大海で若い男があんなに美しい女性と二人きりになれば何もないわけがないですが、途中の島で絶対何かあって、その後ファナが生んだ王子は誰の血を継いでいるのか大問題になったりして、、、おっと、妄想はこのへんにしておきましょう。