やくもとうずしおをがっつりと

ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

バス100円の日をがっつりと 神山線編

 9月26日、徳島県内の路線バスのほとんどが100円になりましたのでたくさん乗ってきました。今回は、そのときの徳島バス神山線に乗ってきた様子を紹介します。
 まだ夕方前ということで、最後に神山線に乗ることにしました。神山線の前に出ていった川口行きはあいかわらずすしづめでした。いったい何があるんだよ。
 神山線は空いていました。まあ、こんな時間から神山へ行ってもしかたないですし。それにこのバスは神山行きといっても経由する場所が少々変わったところのようでして。
 いっしょに乗ってきた若い男の人が、若いといっても30近いぽいのですが、やたらとごそごそしていました。それが気になるのなんの。何か知らんけどかめはめ波を撃つ真似をしたり、手を銃の形にして何かを狙い、指先を「フーッ」と吹いてみたり。やめろ、こっちが恥ずかしくなるわ。
 途中から若い女性が私の前に座りました。きれいな方で、目の前に女性のロングヘアがふわあとやってまいりました。お、いいね、と思っていたのですが、ううう……ちょっと臭い……本人がこのブログを読んでいたらごめんなさい。
 バスはその女性も、おかしな男も降ろして石井に着きました。ここからは幽霊がよく出るということで有名な堂学寺トンネルを経由しました。バスが通ったのは新トンネルです。幽霊で有名な旧トンネルはふさがれています。肝試しに行って、私はぎゃあぎゃあ騒ぎましたけど。
 トンネルを越えると、1車線の道路に入りました。右手は岩肌、左手は川、崖という道路です。民家はほとんどなくて、こんなところを通る意味があるのやらよくわからなかったのですが、たまに民家がありまして、ほかの客が降りていきました。なんと、このバスはフリー乗降区間とやらを走っていて、バス停がなくても乗り降り自由、どこでも停まるしくみでした。ほかの客はボタンを押さずに運転手に声をかけてバス停のないところで降りていきました。
 このあたりで日が暮れて真っ暗になりました。バスは1車線の険しい道路をものすごい速度で走っていき、軽自動車に追いついてしまいました。時計を見ると、時刻表よりも4分早く走っていました。もし乗ってくる客がいたらどうするのでしょうか。
 さて、バスは広いところに出て、国道と合流しました。この国道は知る人ぞ知る、酷道439号線です。ただし、このあたりはまだ2車線でカーブも緩いところです。
 神山の寄井中というところにやってきました。役場などがあり、道路の両側に民家が並んでいて、中心地だというのがわかります。終点で降りました。
 朝から何も飲んでいないことに気づいて、ううう、水をくれとさまよいました。自転車屋や旅館などはあるけど、食べ物を置いていそうな商店や自販機が見あたりません。徳島に帰るまで乾きをいやすことはできないのでしょうか。結局、ひとつ手前のバス停まで歩いて商店を見つけました。夜だからどこに何があるのかよくわからなかったです。
 店内で500ミリの発泡酒を買いました。やっぱ、旅先ではこれだよね! ぷはあ、うめえ!
 さて、帰りのバス、徳島行なのですが、始点から一つ目のバス停にもかかわらず5分遅れでバスがやってきました。こんなに遅れるといろいろ考えてしまいます。事故? 客がいないだろうし、すっ飛ばしてちがう道を通った? 運休?
 雨が降ってきたし傘ないし、屋根ないし、バス早く来い!
 というわけで、徳島行きのバスがやってきました。神山温泉を経由して温泉の客を乗せて、徳島駅前にはダイヤどおりの到着でした。
 神山〜徳島間は片道通常1000円ということで、900円もお得でした。ひゃっほーい!
 9月26日100円バスのようすはこれで終わりです。お読みくださりありがとうございました。

神山線の終点、寄井中停留所。本当の終点はまだ先に「神山高校前」というものがあるけど休日はバスがそこまで行かない。

もうひとつ、自転車屋の軒先にバス停を発見。

帰りは寄井中停留所から徳島寄りにある神山役場前から乗車。

旅にはやっぱりお酒が必要でござる!