やくもとうずしおをがっつりと

ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

映画「私がやりました」鑑賞感想

ポスター画像

2023年11月日本公開

監督、脚本:フランソワ・オゾン

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あらすじ:パリの大豪邸に住む有名な映画プロデューサーが殺された。偶然その日に訪問していた新人女優のマドレーヌが無実にもかかわらず容疑者となった。弁護士である友人のポーリーヌと結託して殺したと自供し、裁判となった。マドレーヌの演技とポーリーヌの華麗な弁護で陪審員や大衆を味方につけた。情状酌量の上での刑罰無しを勝ち取り、ふたりは一躍悲劇のヒロインとして貧しい生活から抜け出すことに成功したが、真犯人がふたりに接近するのだった。

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 やってないのにやったことにしたという情報しか知らなくて現代劇なのかなと思っていました。全然違いましたし、殺したかどうかという単純なお話でもありませんでした。

 この映画も男性社会で虐げられる女性が奮闘する物語でした。

 70年代の映画のような空気が安っぽく感じられるのは気になりましたが、ふたりの立ち回りが面白くなっています。

 建設会社のおじさんが実はめちゃくちゃ良い人だったのに、最後の最後でかわいそうなことになっていたのは残念です。ふたりに加担した罪ということなのでしょうか。

 衣装がどれもかっこよく作られていて、観ていて楽しい部分でした。

 ところで、マドレーヌを最初に尋問した予審判事とは何ですか。やっていることが検察なのですが。判事があんなことするわけないですけど、当時のフランスにはそういう存在がいたのでしょうか。