やくもとうずしおをがっつりと

ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

映画「シカゴ7裁判」鑑賞感想

ポスター画像

2020年10月公開

監督、脚本:アーロン・ソーキン

音楽:ダニエル・ペンバートン

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あらすじ:1968年、シカゴで開催された民主党大会に合わせて、ベトナム戦争に反対する多くの国民が全国から集まった。ところが、そのうちの7名が、共謀して暴動を扇動した罪に問われて刑事裁判へと発展した。後に、この裁判は米国史上最も悪評の高い裁判となる。

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 こちらの映画館で公開されました。

 こんな裁判は日本ならおなじみでございますね。別に驚きませんね。

 裁判もおかしなものですが、逮捕に至るまでの過程とそのあとの起訴もクソでございますよ。日本の裁判所も警察も検察も狂ってるということは是非ともご承知いただきたいものです。

 ただ、この裁判は、さすがにちょっとおかしすぎました。判事こそ医者による診断を受けるべきだと初っ端から言われていますが、この判事、何なん??? 被告の発言をすべて阻止するその姿勢はいったい何なん??? しゃべることができるのは原告の検察だけでした。

 7人は暴動を扇動した罪に問われるわけですが、暴動があったかどうかは終盤まで明らかにされませんでした。7人が冒頭で「シカゴへ行くぞ」「おー!」と言ったあとはいきなり開廷です。

 本当に暴動が起きてしまったのですが、その暴動の様子は終盤までご覧いただくことはできません。この流れは秀逸かなと思います。

 一方で、ところどころ編集のおかしな部分があります。見てるこちらが悪い意味で振り回される部分もあります。そこをなんとかしてくれたら全体的にかなり良くなるのではないでしょうか。