やくもとうずしおをがっつりと

ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

映画「忌怪島」鑑賞感想

ポスター画像

2023年6月公開

監督:清水崇

脚本:いながききよたか、清水崇

・・・

あらすじ:奄美大島の南にある小さな島へやってきた片岡友彦は天才脳科学者として島のメタバース開発チームに加わった。島をまるごとスキャンしてメタバースの中にもうひとつの島を作っていたのだが、片岡がやってきたその日から奇妙なことが起きはじめた。それは島に伝わる悲しい出来事に関係しているようなのだが。

・・・

 けっこう面白かったです。心霊とメタバースの融合は新しい試みではないでしょうか。怖いかといえばそんなことはなくて、清水監督は怖さを求めていないようですし、ならばミステリ要素のある本作は新しいホラーとして良いところへ着地できたでしょう。

 沖縄や奄美の島々はある程度上陸した私ですから、舞台となった島がどこなのか突き止めてやろうと躍起になっていました。作中での島の地名が「浜戸内町」であり、その島へ渡るフェリーの形が沖縄や奄美ではほとんど見ないものだったので、加計呂麻島なのかなと予想しました。でも、加計呂麻は行ったことがありません。まだ上陸していない島が舞台だなんて、そんな現実は受け入れられないのでした。ちなみにとうもろこしの会々長の吉田先生と監督のトークショーやスタッフロールによりますと撮影地は加計呂麻島(瀬戸内町)だそうです。おのれ、やっぱり加計呂麻なのか。

 作中のイマジョという存在は奄美で実際にある伝承だそうですが、ユタと天照大御神、鳥居が私の中でつながりませんでした。ユタと神道につながりはあるのでしょうか。