前回のカガワ日記は、
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オオデン議長がすべての発端なのかもしれません。
インターネット禁止法が始まった途端にオオデン議長が調子こいてるようですよ。毎日のようにオオデン議長の顔がテレビで流れるようになりました。「子供たちが親の言うことを聞かない、勉強しない、非行に走る、バタフライナイフを持ち歩く、これらはすべてゲームのせいであります」という演説をするオオデン議長です。親の教育が悪いのではない、学校の教育が悪いのではない、ましてや国のせいでもない、全部ゲームが悪いとおっしゃるオオデン議長に対して、国民は賛同の声を上げているようです。
駅前広場では、国民が持ち寄ったスマホやパソコンなどを積み上げた山ができました。そこに灯油がかけられて、火がつけられました。オオデン議長がその場にいまして、「カガワ共和国万歳、カガワ国民万歳」と叫んでいます。集まった国民も声を合わせています。
これはなかなか面白い光景です。
学校では子供たちが「ゲームをしません。勝つまでは」と大声で言っているのをニッコニコしながら聞いているオオデン議長の姿もありました。
これまでオオデン議長が議会以外で姿をマスコミに見せることはあまりなかったようです。しかし、カガワ国内でのテレビの露出が大幅に増えた、イベントがあるたびに顔を出している、ということはこのオオデン議長が禁止法の立役者ということになります。
とはいえ、以前から我が国の新聞でも「カガワのオオデン議長はどうのこうの」と書かれることがありましたし、今更ですかね。
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この記事はフィクションですわい。