やくもとうずしおをがっつりと

ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

カガワ日記 (20)

前回のカガワ日記は、

カガワ日記 (19) - やくもとうずしおをがっつりと

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 オオデン議長の声明が国際ニュースを駆け巡りましたね。

 ナットウ共和国ではオオデン議長を批判するニュースが流れているとのことです。

 カッパーリバーの王様を罵ったオオデン議長のことが許せないのだそうです。なぜそうなるのかというとですね。ナットウ共和国のある人物に関係していますね。

 450年くらい前にナットウを支配していた王様はミトゴ・ロウコウ王でした。ミトゴはエチゴシア(現在のニューラグーン)にある縮緬問屋の娘とカッパーリバー王国の王の間に生まれた子です。カッパーリバー王は善政を布いていたようですが女癖が悪くてエチゴシアを訪問したときに出会った娘とエッチしてミトゴが生まれたということです。カッパーリバー王はしょうがないのでそのミトゴを世界放浪の旅に出したのでした。旅をしながら成長したミトゴは行き着いたナットウの当時の王の目に留まります。ミトゴはこれをチャンスと見たようでした。ナットウでも有力な商人となりつつ王宮に深く入り込み、王族を毒殺しつつ、いつの間にかナットウの王権を奪取したのでした。王となったミトゴ・ロウコウによる政治で当時のナットウの経済は隆盛を極めてカッパーリバーとナットウを通るシルクロードもますます活発となったようです。たいへん豊かな国になったナットウでした。

 実はカッパーリバー王の血を引いているということも分かったのでナットウ国民はミトゴ・ロウコウ王を改めて自分たちの王として認めたということですね。ナットウ国民はミトゴ・ロウコウ王が立派な王になったのはカッパーリバー王のおかげだと思って、カッパーリバーのことも好きになったというわけでした。

 そんな両国の関係もあって、カッパーリバー王を批判したカガワ議会オオデン議長を許せないということです。

 カンハッシュウ地域8か国のうちのひとつであるナットウ共和国国民がオオデン議長を批判するのは、正直ちょっと面白い状況であります。

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この記事はフィクションです。