2019年4月公開
監督:デビッド・F・サンドバーグ
脚本:ヘンリー・ゲイデン
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あらすじ:謎の魔術師は新たな魔術師として選ぶはずだったシヴァナを拒否した。だが、シヴァナは魔術師が封印していた七つの大罪の力を手に入れた。魔術師は急きょビリーを選ぶ。しかし、ビリーはグループハウスでいっしょに暮らすフレディの助けを受けながらスーパーパワーをいたずらに使うばかりだった。やがて、シヴァナがビリーの力を狙うようになる。
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空振りが続くDCなんですが、これはついに逆転満塁ホームランでしょう。すっごく良かったです。
この映画は主題に「家族」があります。シヴァナは父と兄から散々な扱いを受けていて、ビリーは母から捨てられました。でも、ビリーは新しい家族に迎え入れられます。その家族がめっちゃええ家族です。環境がその人間を変えていくわけです。
とはいえ、ビリーは14歳ですし、母を探すためこれまでの里親から23回逃げ出していまして、いたずらを山ほどやっています。そんなビリーがスーパーパワーを手に入れたらどうなるかという話でして、そのあたりはもはやコメディでした。悪ガキが超人になればこんなことをやりますよという良い例ですね。
シヴァナとビリーの家族問題がむちゃくちゃシリアスで、その一方で変身したビリーがやらかすことがコメディなので、作品全体のバランスがこれまた最高じゃないですか。
ビリーが原因となってバスが大ピンチとなり、そのバスを助けますけど、そういうあたりも超人の悪いところと良いところを凝縮した場面になっていると思います。
クライマックスが良いですねー! そう来ましたかー! 兄弟たちというわけでした。
さらにはエンドロールも良いですね。アクアマンをディスる場面もありまして、特別ゲストもいらっしゃいます。
というわけで、この先DCユニバースは2020年2月のハーレイクイン主演映画まで無しですかね。シャザム、すごく良かったです。