2015年7月公開
監督、脚本、撮影、編集、製作、主演:塚本晋也
原作:大岡昇平「野火」
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あらすじ:太平洋戦争末期のフィリピンで田村一等兵は肺病を患った。部隊を追われたものの病院からも追い出されて部隊と病院を何往復もする。そのうち陣地が砲撃されて、田村一等兵は迷走をはじめる。飢えに襲われつつ、現地人を銃で脅して食糧を奪おうとする。
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『南の島に雪が降る』という映画が好きなんですけど、あんな生易しい世界ではありませんでした。出てくる者すべてが狂っています。
戦争は人を狂わせるのでした。『アメリカンスナイパー』だって現代の戦争なのに主人公は狂っていきました。
これが現実なのでしょうか。
怖い! 怖すぎる!
もうやだ。こんな映画観たくない。
そういえば途中から田村一等兵の肺病が治ったような気がします。よかったですね。
1959年の市川崑監督作品のほうはまだやさしいようなので、現実を観たくない場合はそちらのほうが良いかもしれません。