やくもとうずしおをがっつりと

ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

映画「スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号」感想(ネタバレ)


2015年3月公開
監督:柴崎貴行 脚本:米村正二
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あらすじ:1973年2月10日、仮面ライダー1号2号がショッカー首領を倒したはずだった。ところが、直後に仮面ライダー3号が現れて1号2号が殺された。現代、仮面ライダードライブ:泊進ノ介はショッカーの手先として戦うが、南光太郎によって諭される。さらに3号も泊の前に現れた。歴史はショッカーの時代になっていた。
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 歴史が変えられてしまう設定はいったい何度目ですか。おのれディケイド!
 電王とディケイドがいるものですから何でもアリですね。
 一度死んだはずの南光太郎が何の演出もないまま突然復活していたり、首領さえ倒せば何とかなるENDだったり、もう脚本も何もあったもんじゃありませんよ。
 ほとんどの仮面ライダーがショッカーの手先であり、それらと戦いつつ3号によってライダータウンへ連れていかれる泊たちでした。ライダータウンへ正義のライダーが集結するのです。ところがそれは3号の罠でした、という物語です。終始ライダーどうしの戦闘です。
 子供に夢さえ売れたらそれでいいのですかね。
 最も驚いたのは仮面ライダーマッハ:詩島剛が終盤で死んだことです。どうせ生き返るだろうと思ったら死んだままでスタッフロールでした。テレビのほうはどうなるのでしょうか。ちなみに、劇場では鑑賞者にDVDが配られています。中身は3月28日より配信予定の「仮面ライダー4号」というシリーズの第1話です。
 映画では泊は桜井侑斗と乾巧といっしょに戦ったのですが、DVDのほうでも映画のその後の世界であり、桜井侑斗と乾巧が出ています。問題の詩島剛も出ています。第1話ではエンドレスエイトばりに同じ日が繰り返されました。そのたびに怪人の数が増えていくなど少しずつ変わっていきます。おそらく、2話以降では詩島剛を死なせない方法を見つけつつ、仮面ライダー4号の登場となるようですね。4号はバイクでも車でもなく飛行機に乗ります。ジャンボーグですかね。
 映画では最後の最後に、ショッカーは実はまだ生きていて仮面ライダー4号計画が進んでいることが明かされますが、それらはおそらく配信予定の「仮面ライダー4号」を観てくださいということなのでしょう。続きはWEBで!
 こんな終わり方はテレビだと放送倫理機構みたいなところから怒られるレベルだと思いますが、映画ならやってもいい終わり方なのでしょうか。