2014年アメリカ
監督、脚本:フィル・ロード、クリストファー・ミラー
音楽:マーク・マザーズボー
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エメット(吹替:森川智之)は普通の建設作業員だ。毎日を何から何までマニュアルに沿って暮らしている。彼の住むブロック・シティがおしごと社長(山寺宏一)によってマニュアルに沿った世界になっていた。そんなとき作業現場でワイルドガール(沢城みゆき)と出会い、世界の裏側を知る。
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みんな大好きレゴの映画ですよ。誰もがレゴで遊んだでしょう。絶対に間違いなく遊んでいますよね。そんなレゴのレゴによるレゴのための映画です。
映画がレゴだらけですからね、何から何まですべてレゴです。凄まじいという形容詞を使わざるをえません。シャワーを浴びる場面がありますが、出てくる水もレゴです。
レゴで遊ぶとそうなるよねという状況を映像化したらこんな映画になるわけですよ。いやはや、すばらしい! レゴの映像化に初めて成功しました!という感じです。
レゴ映像に圧倒されました。
レゴ映像を前にするとごく普通の人間だって活躍できる場があるとかそんなメッセージなんか正直どうでもいいです。チームでひとつのことを成し遂げるにはマニュアルも必要だなんてどうでもいいです。グリーンランタンのネタのほか、いろいろな映画などのネタがあったのもそっと横に置いておきます。
それよりレゴですよ、レゴ。
宇宙飛行士が出てくるでしょう? ヘルメットの下が壊れている彼です。あのヘルメットの壊れ方もレゴあるあるです。レゴのヘルメットは長年遊んでいるとちぎれてしまいますよね、ね。わかるでしょ?
それに、あの宇宙飛行士の服の塗装がはげていました。あれだって、長く遊んでいたらあんなはげ方しますよね。レゴあるあるです。
ユニキャットというピンク猫はデュプロだと思いますがいかがですか。きっとデュプロ星人の先遣隊ですよ。
私はレゴで何をしていたかな。
自室の広さに限界があって、でも、その自室に都市を再現したかったからブロックのひとつひとつをくっつけるということはあまりしませんでした。長いブロックをビルに見立てて並べてみたり、薄いブロックは車に見立ててビルの間の道路に並べたり。
あとは、宇宙のほうのヤマトを作ったり、ガオガイガーを作ったりしていました。
インターシティという都市間列車のレゴは一度作ってから壊したことがない、私の中では特殊な例です。
それと、レゴのカタログがありました。A5くらいの横長の大きさで冊子になっていました。おもちゃ売り場で無料で配布されていたはずです。あのカタログは穴が開くくらい眺めていた記憶があります。
ところで、最近のレゴはどうなのでしょう。忍者シリーズやドラゴンが出てくるシリーズなどがありますよね。あんなシリーズを見ていると、ブロックがかなり特殊な形をしていると思います。そうなると作ることができるものが制限されるんじゃないか、と。
昔のレゴのほうが楽しいと思いますが、何か組み立てた経験の少ない私が言うことではないのかもしれません。
今ではおもちゃ売り場のレゴコーナーにそれほど魅力を感じなくなりました。年を取ったのでしょうか。
懐かしいレゴ、最高! レゴって本当にいいものですね。